ヴァイオリン協奏曲、他 マルツィ、ヌッシオ&スイス・イタリア語放送管弦楽団(1954)
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スナフキン | 東京都 | 不明 | 2010年07月29日
ヨハンナ・マルツイ、要は私は熱烈なファンなので、ひいき目もいい所、余り言葉も出てこない。マルツイの弾くベートベンが聴けるなんて、夢を見ているようだ。 マルツイの美徳は、清楚な歌心に尽きる。この世の中、音楽は人間の歌から始まった事は間違いない。その後に弦楽器だの管楽器だのが出てきたのだろうが、音楽の基本が「歌」であることは疑うべくもない。楽器となると超絶技巧とかが目をひく時もあるが、いつも立ち返るのは歌心。 少年の時のある日の夕方、川の土手にお姉さんと並んで腰かけて、お姉さんが歌ってくれる歌に耳を傾ける、そのような、音楽を聴く素朴で根源的な楽しさを思い出させてくれる。 そういったマルツイの「息づかい」を感じるには、むしろモーツアルトのソナタの方がいいかもしれない。殊更に変わった解釈をする訳ではないが、心に染みいるモーツアルトである。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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yasumin | 富山県 | 不明 | 2010年06月20日
ドボルザーク、メンデルスゾーン、ブラームス(2種)で素晴らしい演奏を聞かせてくれたマルツィ。いつかベートーヴェンを聞くことが出来ればという思いが実って喜ばしい限りである。演奏も期待通り、素晴らしいものであった。録音もライヴ録音のわりには、開場ノイズも無く、聴きやすい音質だ。但し、バックのオケが指揮者を含め上出来とは言いがたい演奏で残念であったが、それでも尚、マルツィの演奏を損ねるものではないことは確かだ。オケ、指揮者がドイツ系の団体であったらもっと良かったのだが・・ モーツァルトのソナタも極上の演奏だが、いくら放送録音とは言え、何もアナウンスまでも収録することは無いと思うのだが。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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