弦楽四重奏曲全集 ボロディン四重奏団(8CD)
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プリン | 奈良県 | 不明 | 2017年06月25日
あまり評判になっていないCDだが、とう四重奏団の前の第一バイオリン奏者が後輩を指導している言葉をネットで読み購入。それは第1主題と第2主題は別のテンポで演奏すべきという内容だったと思う。 この演奏は気に入った。心持遅めと感じられるテンポで進め、歌い場面ではとくに生彩がある。鳴らす場面では鳴らしきる。ラズモフスキー1番の3楽章ではポルタメントも使用し歌う。同2番も第1楽章はメロスとともに最も気に入った。2楽章は見事歌いかただ。同3番終楽章は近年の団体はテンポがはやすぎ、回転のいい歯車のようで、フレーズにアクセント活力が入らない。この演奏は見事。ハープの2楽章ゆったりかつ他の楽器の音力は抑えられ歌う見事さはカペー以来。後期の作品では12番15番がことのほか見事。12番2楽章がいい。1楽章第2主題は近年の団体はたの楽器の音量が大きすぎる。15番終楽章、歌う場面では思い切って歌い、フォルテは精一杯ならしきってる。録音はプラジャークのSACDよりもいい。弦楽器の質感音色が実物に近い。 分離定位とも優秀。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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しおりびじん | 東京都 | 不明 | 2010年07月31日
昔彼らの演奏を東北電力ホールで聴いたことがあります。1983年のことです。チャイコ1番、ボロディン2番、そしてショスタコの何番か忘れましたが電力ホールが箱鳴りし、美しい夕べを過ごすことができました。帰りにエレベーターで彼らに偶然会い、英語でベートーヴェンの最後のヘ長調の曲のレコードを出してください。と話かけたら、太ったベルリンスキー氏が演奏は行うが、まだ録音はだめです。ありがとう。と回答し、止まったエレベーターから降りていかれました。 このコンサートに協賛したレコード会社の人と、会場の片付けを手伝ってから、エレベーターに乗ったので、偶然会えたのですね。 この全集は彼らの長い音楽人生の集大成であり、録音をOKしてくれたことに感謝します。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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