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ベートーヴェン(1770-1827)

CD ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番『ハンマークラヴィーア』、ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 ベアトリーチェ・ラナ

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番『ハンマークラヴィーア』、ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 ベアトリーチェ・ラナ

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    Poirot  |  東京都  |  不明  |  2024年05月16日

    このディスク自体は,まだ聴いていませんが,前の方のレビューで,実演でもこのレベルで弾けたらすごいという趣旨の疑問が出ていたので,それに対しての感想として,昨夜 Musikverein で彼女(Rana)のソロで Mozart の協奏曲を聴いた経験から言えば,Mozart のコンチェルトで,ミスタッチや速いパッセージで音符を弾き切れない部分が散見されたところからすれば,ディスクの演奏はかなり編集されていると思われます。なお,ピアノの音自体は,大変きれいでした(ホールの音響が半分は助けているとは思いますが)

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    てつ  |  東京都  |  不明  |  2024年03月18日

    深い譜読みとキレキレがトレードマークのベアトリーチェ。今回はショパンの2番とベートーヴェンのハンマークラヴィーアというとんでもないアルバム。私の知る限り、この2曲をカップリングしたアルバムはない。その意味で、世界初の快挙なのである。 さて、まずはショパン、冒頭から、ラナは極力スコア通り演奏しようとする。本当に細部に亘って、再現しようとする。逆にここまで徹底されると、他の演奏が甘く聴こえてくるくらいのレベルである。ところが、提示部の繰り返しをラナは冒頭2小節を含めて演奏する。これは明らかに彼女の解釈(もしかしたら最新の研究結果かもしれないが)である。意図はわからないが、彼女には冒頭のD♭音が必要だったのだろう。第2楽章もクリアなのだが、中間部のレントがショパンの心のこもったワルツのようで、その歌わせ方が見事。葬送行進曲も主部と中間部の描き方が素晴らしい。終楽章はまさに虚無。あえて軽い音で寂寥感を描く。この曲の名盤と思う。 ハンマークラヴィーアはもっと考え抜かれており、特に「力を抜く」ことを徹底している。この曲、最初から最後まで力演聞かされたらそれこそ辟易。全体を俯瞰して、どこで優しい音を出すか、計算され尽くしている。第3楽章も、冒頭から深い音を作る。音色のコントロールがここまでできるのか。これはラナが明らかにステップアップした証拠と思う。終楽章も前奏が美しく、主部も身につけた音色コントロールにより、あの複雑なフーガに彩りをつける。この楽章下手打つと単なる練習曲のように聴こえるのだが、ラナの演奏はそんな甘いものじゃない。彼女にとってこれが初めてのベートーヴェンのソナタ録音のはず。それがいきなりこの曲で、ここまでやるのか。驚嘆するしかない。一つだけ懸念があるとすれば、本当に実演でこのディスク通りの演奏をするのだろうか?もしそうならば、ベアトリーチェ・ラナは巨匠である。

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