ピアノとヴァイオリンのためのソナタ集(全10曲) 五嶋みどり、ジャン=イヴ・ティボーデ(3CD)
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かくとしらじ | 愛知県 | 不明 | 2022年11月14日
SACDで2枚目(1-7番)まで聴き終えた時点での感想です。これまでのみどりさんの室内楽の録音は、ピアノが伴奏に徹した感じがしてイマイチ物足りないと思っていました(実演でも)。しかし、このベートーヴェンのヴァイオリンソナタの録音は違います。ピアノのイヴ・ティボーデと丁々発止の熱い演奏が繰り広げられます。特に、普段は聞き流してしまう初期の作品の凄いこと!これから聴くクロイツェルが楽しみです。ベートーヴェンのヴァイオリンソナタは、クレーメル、アルゲリッチが私にとっての決定盤でしたが、これはそれに匹敵する録音です。音質は、最近流行りのホールトーンを重視した客席の奥で聴いてるようでなく、音が前に前に出てくる(なのでヴァイオリンとピアノの距離感はあまりない)、まるでステージの上で聴いてるような迫力があります。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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