交響曲全集 フランス・ブリュッヘン&新日本フィルハーモニー交響楽団(5CD)
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カニさん | 兵庫県 | 不明 | 2022年07月29日
古楽の人が、モダン・オーケストラの演奏の録音の限界を、露骨に示したアルバムだ。はっきり言って、会場で聞いた人なら、会場の音響効果で名演と思っただろう。しかしながら、ダイレクトに録音された音を聞くと、音や和音が、目立ち、肝心のメロディーが、ブツ切りで、足踏みする演奏になる。しばしば、もう少しで盛り上がる瞬間で、メロディーが切れる。私は、これ以上、史上最低な、ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」を、聴いたことがない。逆に、これほどの澄んだベートーヴェンの交響曲第六番「田園」は、聴いたのは、久しぶりです。不思議なのは、ベートーヴェンの交響曲第8番が同じく見晴らしがよく、ボッセ指揮の名演を思い出した。ところが、後は、「痒い所に手が届かない。」そんな、演奏に終始した。これは、やはり、ブリュッヘンの古巣「18世紀オーケストラ」のような、古楽の楽しみであるべきだと思う。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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dohnany | 埼玉県 | 不明 | 2022年05月20日
ボッセのベートーヴェン交響曲全集に続く国内オケの傑作の登場です。私は、正直、現代オケのノンビブラート奏法での演奏には若干抵抗があったのですが、この盤を聴いてその抵抗は全く消えました。弦の音がとてもきれいでよく伸びます。まるで天国までつながっているような、軽いけど心奪われる音です。3番は拍手が終わらないうちに演奏が始まり、クナ顔負けの迫力です。テンポも緩急使い分け、思わぬところでノンビブラートなのに貯めるところは白眉で、思わず嬉しくなってしまいました。全集をあっという間に聴き終えてしまいました。日本のオケ、捨てたものではありません。私は心から星5つ付けます。ブリュッヘンのもう一つの顔が見える演奏です。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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jin | 長野県 | 不明 | 2022年05月12日
18世紀オケとの革新的なベートーヴェン交響曲全集を作り上げたブリュッヘン。モダンオケとのライブということでワクワクしながら聴きました、が、オケが...強い・弱い、速い・遅い、だけでは音楽になりますまい。特に第1番と第9番の第4楽章は残念なものに。ライブではなくスタジオでセッション録音して目指す音楽を録音して欲しかったです。それでも第3番や第7番の第3楽章のように上手く言っている楽章もあるので、興味のある方はお聴きになられてはいかがでしょうか。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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やっくん | 神奈川県 | 不明 | 2022年05月07日
ライブ一発撮りですね。 セッション録音ではなく小さなミスも多少ありそのまま収録されてますが、 ライブ録音ならではの熱気を楽しむことが出来ました。 第一番はいまいち盛り上がりに欠ける印象で、 この先大丈夫か?と不安になりましたが、 曲が進むにつれて徐々に熱量が上がる感じですので、 一安心。 後は低音がもう少しあると良かったかも。 基本的なテンポ設定や解釈等は18世紀オケの時と変わらず。 ピリオド奏法でノンビブラートです。 録音が残ってれば95年の第九、 02年のベトチクルスも聴いてみたい!!0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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