CD 輸入盤

テオドレ・クチャル・ボックス(13CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BRL95932
組み枚数
:
13
レーベル
:
:
Holland
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


クチャル・ボックス(13CD)

19世紀作品や20世紀作品を、各社に110以上もレコーディングしてきたテオドレ・クチャルの世評の高い録音を集めたセット。クチャルの録音は、演奏水準・録音水準共に高度なものが多いことでも知られており、作品本来の姿を安心して楽しめる信頼度の高さにはすでに定評があります。
 ここでは、ブリリアント・クラシックスで制作された録音から、下記のアルバムをまとめています。

●ドヴォルザーク:管弦楽曲集 ヤナーチェク・フィル(3CD)
●ショスタコーヴィチ:管弦楽曲集 ウクライナ国立交響楽団(3CD)
●ニールセン:交響曲全集 ヤナーチェク・フィル(3CD)
●スメタナ:管弦楽作品集 ヤナーチェク・フィル(3CD)
●ラテン・アメリカ・クラシックス ベネズエラ交響楽団(1CD)

チェコ、ロシア、デンマーク、中南米の作品を、チェコ、ウクライナ、ベネズエラのオーケストラを指揮してセッション・レコーディングしたもので、クチャルのレパートリーの幅広さを示すものともなっています。

【名前】
テオドレ・クチャルは、ニューヨーク生まれのアメリカ人なので、「セオドア・クーチャー」と読むのが自然ですが、最初の頃にウクライナ国立交響楽団との録音が大量にリリースされたこともあってか、日本ではウクライナ人として扱われたようで、「テオドレ・クチャル」とか「テオドル・クチャル」などと表記されてきました。
 これは「レナード・バーンスタイン」を「レオナルド・ベルンシテイン」と表記するような感覚なので、不自然ではありますが、すでに普及してしまっているということで、ここでは従来通り、クチャルと記しておきます(ちなみにウクライナ語読みだとクーチャルではありますが)。

【クチャル】
1960年5月30日、ニューヨークに生まれたクチャルは、自宅ではウクライナ語を喋るウクライナ移民の音楽家ファミリーに育ちました。10歳からヴァイオリンを始め、のちにヴィオラに転向、クリーヴランド音楽院で、クリーヴランド管弦楽団首席ヴィオラ奏者でもあるロバート・ヴァーノン[1949- ]に師事。
 その後、ボストン交響楽団の『ポール・フロム・フェローシップ』を受賞し、タングルウッド・ミュージック・センターで指揮などを学んだりしたのち、1982年にクリーヴランド音楽院を卒業、プロの音楽家としての仕事は、クリーヴランドやヘルシンキ、ケープタウンのオーケストラのヴァイオリン奏者、ヴィオラ奏者というものでした。
 その後、各地での経験を経て、1987年、27歳のときにオーストラリア東端のブリスベンのオーケストラ、クイーンズランド・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任。同時に、オーストラリア西端のパースのバレエ団『ウエスト・オーストラリア・バレエ』の音楽監督にも就いていますが、その距離は直線で約3,600キロも離れていました。また、1990年からは、オーストラリア室内楽フェスティヴァルの音楽監督にも就任。開催地のタウンズヴィルは、ブリスベンの北西約1,300キロのところにある港町でした。
 1992年になると、ウクライナ国立交響楽団の首席客演指揮者となって評判となり、1994年には音楽監督に就任しています。このオーケストラとの関係は非常に良好で、数多くのコンサートのほか、ナクソス・レーベルへのレコーディングも開始。未知の曲、現代ものにも積極的に取り組んでいきます。
 1996年には、コロラド州のボルダー・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督も兼務し、コロラド大学音楽大学の教授にも就任。
 1999年にウクライナ国立交響楽団の音楽監督を退任後は、アメリカに軸足を移し、2002年にカリフォルニア州のフレズノ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任。2003年には、ネヴァダ州のリノ・チェンバー・オーケストラの音楽監督に就任。さらに音楽祭の監督などを兼務したのち、ベルリン交響楽団と3週間のツアーも実施。
 2005年には再びヨーロッパに軸足を移し、チェコのヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。前年からブリリアント・クラシックスへのレコーディングも開始しています。
 2011年には、ベネズエラ交響楽団の芸術監督に就任して南米でも活躍を開始、2013年には、チェコの隣、スロヴァキア・シンフォニエッタの首席指揮者にも就任しています。
 2017年には、ウクライナ国立交響楽団と北米ツアーを実施、44回のコンサートをおこなって成果を上げ、2021年のシーズンにも北米ツアーをおこなう契約をコロンビア・アーティスツ・マネジメントと結んでいます。


【ドヴォルザーク】
アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904)は、チェコ(当時はオーストリア)の作曲家。ここでは、交響詩、演奏会用序曲など多数の管弦楽作品を収録。
 『チェコ組曲』は22分ほどの作品。弦楽がよく歌う美しい演奏。
 演奏会用序曲『我が故郷』は9分ほどの作品。
 演奏会用序曲『フス教徒』は12分半ほどの作品。15世紀チェコで、腐敗したカトリックと戦った異教徒ヤン・フス率いる軍隊による宗教改革運動に関する音楽。
 演奏会用序曲『自然の中で』は14分弱の作品で、三部作『自然と人生と愛』の第1曲。
 演奏会用序曲『オセロ』は14分ほどの作品で、三部作『自然と人生と愛』の第3曲。
 『交響的変奏曲』は20分ほどの作品で、主題として、男声合唱曲『私は流しのヴァイオリン弾き』の旋律が使用されています。
 演奏会用序曲『謝肉祭』は9分ほどの作品で、三部作『自然と人生と愛』の第2曲。
 交響詩『水の魔物』は20分ほどの作品で、チェコの国民詩人、J.K.エルベンのバラードにインスパイアされた音楽。子どもが真っ二つに引き裂かれて家のドアに叩きつけられるという場面があります。
 交響詩『真昼の魔女』は13分半ほどの作品。チェコの国民詩人、J.K.エルベンのバラードにインスパイアされた音楽。魔女によって子供が殺されてしまう場面があります。 交響詩『金の紡ぎ車』は26分ほどの作品。チェコの国民詩人、J.K.エルベンのバラードにインスパイアされた音楽。バラバラ殺人が題材。
 交響詩『野鳩』は20分ほどの作品。チェコの国民詩人、J.K.エルベンのバラードにインスパイアされた音楽。夫を毒殺した未亡人が、やがて気が狂って自殺するという内容。
 交響詩『英雄の歌』は20分ほどの作品。ブラームスを題材にしたとも自身が題材とも言われる音楽。


【ショスタコーヴィチ】
ドミトリー・ショスタコーヴィチ[1906-1975]はソ連で活躍した作曲家。
 『舞台管弦楽のための組曲(ジャズ・オーケストラのための組曲第2番)』は、1950年代に作曲された24分ほどの作品。以前の作品からの引用や編曲も含まれます。
 『ロシアとキルギスの主題による序曲』は、1963年に書かれた9分ほどの作品。ロシア民謡1曲とキルギス民謡2曲を素材に使用しています。
 『ジャズ・オーケストラのための組曲第1番』は、1934年に作曲された小品3曲から成る8分ほどの作品。
 『ノヴォロシースクの鐘』は3分弱の作品で、第2次世界大戦の激戦地、ノヴォロシースクの無名戦士の墓に捧げられた音楽。
 『祝典序曲』は6分弱の音楽。1947年に十月革命30周年を記念して作曲されたものの発表されず、その7年後の1954年に改作され初演されています。
 バレエ『ボルト』組曲は、23分半ほどの作品。怠慢で解雇された工場労働者が、復讐のために、工場の機械の中にボルトを落として破壊しようと計画。しかし、実行犯のひとりが、自分の使命を思い出し、工場長に密告して破壊工作を阻止するという内容。
 バレエ『明るい小川』組曲は、15分ほどの作品で、コルホーズの農民たちと芸術家たちの出会いと交流を描いた音楽。1934年から35年にかけての作曲。
 バレエ『黄金時代』組曲は、17分ほどの作品。工業博覧会「黄金時代」に招待されたソ連のサッカークラブと労働者たちの友情、ファシストたちの謀略の失敗を描いた内容。
 『ハムレット』組曲は、28分ほどの作品。映画音楽からの組曲です。
 『馬あぶ』組曲は、43分ほどの作品。映画音楽からの組曲。針のように鋭く刺すという伝説をもつ革命指導者である主人公のニックネームが馬あぶ。


【スメタナ】
ベドルジハ・スメタナ(1824-1884)は、チェコ(当時はオーストリア)の作曲家。ここでは代表作『わが祖国』と、『勝利の交響曲(祝典交響曲)』、交響詩、序曲、行進曲、舞曲など多数収録。
 『わが祖国』第1曲『高い城(ヴィシェフラド)』
プラハの南、モルダウ河のほとりの崖の上に建つヴィシェフラド城は、10世紀後半に建設された中世ボヘミア王国の城で、そこではかつて伝説の吟遊詩人ルミールが、英雄や愛について歌っていました。 曲頭のハープの動機は、この吟遊詩人ルミールのハープを表したもので、以後、『わが祖国』全体を通じて変形使用されることとなり、この連作交響詩が、あたかも吟遊詩人によって歌われたボヘミアの物語であるといった様相を呈しています。
 第2曲『モルダウ(ヴルタヴァ)』
『わが祖国』を代表する人気作で、単独で演奏される機会の非常に多い作品でもあります。内容的には、チェコの中央部を流れる大河モルダウとその周辺の景観を描写したもので、変化に富む水の流れと、民族舞曲や月夜の水の精、聖ヨハネの急流などが描かれており、最後には循環動機でもある『高い城』の主題をモルダウの主題にかぶせて輝かしく終わります。
 第3曲『シャールカ』
恋人の裏切りから、なぜか全男性への復しゅうを誓ってしまった女傑シャールカ率いる女性の軍隊と、男性の軍隊との戦いを描いた作品で、同じ題材のヤナーチェクのオペラも有名です。シャールカ討伐に向かったツティラートが、色香と酒によって簡単に負かされてしまうといったストーリーが、スメタナの音楽では最後の勇猛果敢な音楽に象徴されるようにきわめてシリアスなものとして描かれています。
 第4曲『ボヘミアの牧場と森から』
きらきらと輝く陽光を受けた緑の平原、収穫祭を思わせる農民たちの楽しげな踊り、森にそよぐ風や小鳥たちのさえずりがあるときは陽気に、あるときは淋しげに描かれる『モルダウ』に次ぐ人気作。
 第5曲『ターボル』
免罪符販売を非難したことによってローマ法王から破門され、やがて虐殺されることになるチェコの宗教改革運動家、ヤン・フスの衣鉢を継いだ急進的グループ『ターボル派』を中心に巻き起こったフス戦争を描いた作品。スメタナはフス教徒たちの信条を民族主義の旗印として捉え、主題に彼らの賛美歌(コラール)を用いることで、チェコの歴史上、最大の民族的盛り上がりを見せた出来事を叙事詩的壮大さをもってダイナミックに描き上げています。
 第6曲『ブラニーク』
前曲からつながっているこの作品は、ボヘミアのブラニーク山に眠る救国の騎士たちの伝説を描いており、主要主題には第5曲のターボルの主題が用いられて、チェコの危機を救う英雄の存在を強く印象付けます。
実際の戦争では、十字軍のたび重なる侵攻を撃破しながらも、結局は内部分裂によって敗戦を迎えることになる彼らの戦いぶりを考えると、スメタナの描写は少々理想主義的美化が過ぎるようにも思えてきますが、この曲集が、吟遊詩人ルミールによって語られるチェコについての幻想的な物語である点、『ターボル』と異なり、フス教徒ではなく伝説上の存在である騎士たちに戦いがシフトしている点を考慮すれば、スメタナの設定は当を得たものと言えるのではないでしょうか。
 交響詩『ヴァレンシュタインの陣営』は、30年戦争の軍功で知られるカトリック側の傭兵隊長ヴァレンシュタインを描いたもので、ボヘミア出身を示す美しい旋律と、どこかゴジラを思わせる展開もあるパワフルな要素が交錯する15分ほどの作品。
 交響詩『ハーコン・ヤール』 は、10世紀のノルウェーの武将について描いた17分弱の作品。
 交響詩『リチャード3世』は、シェイクスピア作品にインスパイアされた13分ほどの作品。ここでも薔薇戦争が作品にダイナミックな刺激を与えています。
 『売られた花嫁』(抜粋)は、オペラから4曲を収録した19分ほどの音楽。楽しい音楽が続きます。
 序曲『ファウスト博士』は4分半ほどの作品。人形劇の序曲。
 ポルカ『田舎の少女』は4分ほどの作品。
 ポルカ 『われらの乙女たちに』は4分ほどの作品。
 『勝利の交響曲(祝典交響曲)』は46分ほどの作品。オーストリア帝国時代ということで皇帝賛歌が最後に壮麗に鳴り響きます。
 『祝典前奏曲』は3分ほどの作品。
 『祝典序曲』は9分ほどの作品。
 『プラハの謝肉祭』は6分半ほどの作品。
 『国民軍行進曲』は5分ほどの作品。
 『シェイクスピア祭のための祝典行進曲』は76分半ほどの作品。


【ニールセン】
カール・ニールセン(1865-1931)は、デンマークの作曲家で。19世紀末から世界大恐慌のさなかまで活躍。交響曲は6曲ともそれぞれに個性のある30分強の規模で聴きやすい仕上がり。
 交響曲第1番は20代半ばで書かれた作品で、ブラームスなどの影響も感じられる親しみやすい音楽。
 交響曲第2番『四つの気質』は、人間の4つの気質を描いたとされていますが、作風は後期ロマン派風の起伏に富む聴きやすいもの。
 交響曲第3番『広がりの交響曲』は、第4番『不滅』を予告する部分も多い一方、歌まで入るユニークな力作で、最後はブラームス1番の例の主題を思わせる旋律で盛り上がるという独特の雄大なスケール感はまさに『広がりの交響曲』。
 交響曲第4番『不滅』は、左右に置かれたティンパニが大活躍することでも有名な作品。単一楽章ではありますが、それぞれ明確に分かれた4つの部分から構成されており、実質的には、接続された4楽章構成の作品という趣です。作風もロマン派的なものとなっており、第2部のブラームス風なしみじみとした味わいや、第4部へのブリッジ部分での弦の魅力など、ティンパニ・バトルのほかにも聴きどころは多数。リヒャルト・シュトラウスやマーラーの世界にも一脈通じる魅力的なエンディングでは爽快な気分を味わうこともできます。
 交響曲第5番は、1921年から22年にかけて書かれた2楽章の作品で、スネアドラムと不協和音の響きにより第1次大戦の影響も感じさせる内容は多彩で近代的。オーディオ的にも聴きごたえがあります。
 交響曲第6番『素朴な交響曲』はその3年後に書かれています。4つの楽章で構成される作品で、打楽器が大活躍し、管楽器がさまざまな音をだす音楽はオーディオ的魅力にも富んでいます。


【モンカージョ】
ホセ・パブロ・モンカージョ(1912-1958)は、メキシコの作曲家。『ウアパンゴ』はよく知られた8分あまりの作品で、ラテン的な楽しさでいっぱいの音楽。


【マルケス】
アルトゥーロ・マルケス(1950-)は、メキシコの作曲家。『ダンソン第2番』は抒情的な旋律からパーカッション炸裂のダイナミズムまで親しみやすい旋律で楽しめる9分半ほどの作品。


【ロメロ】
アルデマロ・ロメロ(1928-2007)は、ベネズエラの作曲家。『バッハ風トッカータとパヤリージョ・アルデマローソ』は文字通りバッハ風な曲調を楽しめる作品。ストコフスキーのトッカータとフーガの翻案南米版といった感じでしょうか。9分半ほどの作品。


【レブエルタス】
シルベストレ・レブエルタス(1899-1940)は、メキシコの作曲家。「死者の日」で知られる島を描いた『ハニツィオ』はストラヴィンスキーへのオマージュ風な面白さもある7分半ほどの作品。


【ヒナステラ】
アルベルト・ヒナステラ(1916-1983)は、アルゼンチンの作曲家。バレエ音楽『エスタンシア』は代表作としても知られるもので、ここでは12分ほどの組曲を収録。終曲「マランボ」の爆音が人気です。


【フング】
ユーリ・フング(1968- )は、ベネズエラの作曲家。ベネズエラの熱帯雨林をあらわす『カナイマ』は鬱蒼とした雰囲気と迫力ある盛り上がりが聴きもの。5分弱の作品。


【フェルナンデス】
オスカル・ロレンゾ・フェルナンデス(1897-1948)は、ブラジルの作曲家。民俗的なオペラ『マラサルテ』から編まれた組曲の終曲「バトゥーキ」を収録。4分ほどの作品。


【年表】
1960年(0歳)
●5月30日、ニューヨークに誕生。両親は自宅ではウクライナ語を喋るウクライナ移民で、代々音楽家の家系でもありました。

1970年(10歳)
●ヴァイオリンを学び始め、後にヴィオラに転向。その後、クリーヴランド音楽院で、クリーヴランド管弦楽団首席ヴィオラ奏者でもあるロバート・ヴァーノン[1949- ]に師事しています。

1980年(20歳) クリーヴランド音楽院在学
●ボストン交響楽団の『ポール・フロム・フェローシップ』を受賞し、タングルウッド・ミュージック・センターで指揮などを勉強。

1982年(22歳) クリーヴランド音楽院在学
●クリーヴランド音楽院卒業。

1987年(27歳) クイーンズランド・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督、ウエスト・オーストラリア・バレエ音楽監督
●オーストラリア大陸東端のブリスベンのオーケストラ、クイーンズランド・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任(1993年まで)。このオーケストラは2001年にクイーンズランド交響楽団に吸収合併されています。
●オーストラリア大陸西端のパースのバレエ団、ウエスト・オーストラリア・バレエの音楽監督に就任(1993年まで)。1952年に設立されたこのバレエ団は、1980年代に入ると財政難により存続の危機にありましたが、1986年には西オーストラリア州政府とオーストラリア放送協会が支援を決定、翌1987年にクチャルが音楽監督に就任しています。

1990年(30歳) クイーンズランド・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督、ウエスト・オーストラリア・バレエ音楽監督、オーストラリア室内楽フェスティヴァル音楽監督
●オーストラリア室内楽フェスティヴァルの音楽監督に就任(2006年まで)。開催地のタウンズヴィルは、ブリスベンの北西約1,300キロのところにある港町。クチャルの退任後、クチャルの実績を記念して『Theodore Kuchar Scholarship for Excellence in Music』が設立され、若手音楽家の育成を進めています。

1992年(32歳) クイーンズランド・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督、ウエスト・オーストラリア・バレエ音楽監督、オーストラリア室内楽フェスティヴァル音楽監督、ウクライナ国立交響楽団首席客演指揮者
●ウクライナ国立交響楽団の首席客演指揮者に就任。

1994年(34歳) ウクライナ国立交響楽団音楽監督、オーストラリア室内楽フェスティヴァル音楽監督
●ウクライナ国立交響楽団の音楽監督に就任(1999年まで)。ナクソス・レーベルでレコーディングを開始。未知の曲、現代ものにも積極的に取り組みます。

1996年(36歳)、オーストラリア室内楽フェスティヴァル音楽監督
●ボルダー・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任(2006年まで)。
●コロラド大学音楽大学の教授に就任(2001年まで)。
●ウクライナ国立交響楽団とブルックナー没後100周年記念連続演奏会を開催。オーストリア外務省の後援も。

1997年(37歳)、オーストラリア室内楽フェスティヴァル音楽監督
●ウクライナ国立交響楽団とシューベルト生誕200周年記念連続演奏会を開催。

2002年(42歳)、オーストラリア室内楽フェスティヴァル音楽監督、フレズノ・フィル音楽監督
●フレズノ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任(2016年まで)。

2003年(43歳)、オーストラリア室内楽フェスティヴァル音楽監督、フレズノ・フィル音楽監督
●リノ・チェンバー・オーケストラの音楽監督に就任(2018年まで)。
●ベルリン交響楽団と3週間のツアー。

2004年(44歳)、オーストラリア室内楽フェスティヴァル音楽監督、フレズノ・フィル音楽監督
●ケント・ブロッサム音楽祭の常任指揮者に就任。ジョージ・セルによって設立されたクリーヴランド管弦楽団の教育プログラム。

2005年(45歳)、オーストラリア室内楽フェスティヴァル音楽監督、ネバダ・チェンバー音楽祭芸術監督、ヤナーチェク・フィル首席指揮者、フレズノ・フィル音楽監督
●ネバダ・チェンバー音楽祭の芸術監督に就任。
●ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任(2014年まで)。

2011年(51歳) ベネズエラ交響楽団芸術監督、ネバダ・チェンバー音楽祭芸術監督、ヤナーチェク・フィル首席指揮者、フレズノ・フィル音楽監督
●ベネズエラ交響楽団の芸術監督に就任(2015年まで)。

2013年(53歳) ベネズエラ交響楽団芸術監督、ネバダ・チェンバー音楽祭芸術監督、ヤナーチェク・フィル首席指揮者、スロヴァキア・シンフォニエッタ首席指揮者、フレズノ・フィル音楽監督
●スロヴァキア・シンフォニエッタの首席指揮者に就任。

2017年(57歳) スロヴァキア・シンフォニエッタ首席指揮者
●2〜3月、ウクライナ国立交響楽団と北米ツアーを実施、44回のコンサートをおこないます。成果は上々で、2021年のシーズンにも北米ツアーをおこなうことでコロンビア・アーティスツ・マネジメントと契約を結んでいます。

2018年(58歳) スロヴァキア・シンフォニエッタ首席指揮者
●リノ・チェンバー・オーケストラの音楽監督を辞任。
●7月、国際指揮者協会(International Conductor's Institute)の芸術監督に就任。オーケストラ指揮者のための年次研修プログラムを担当。
●ウクライナ、リヴィウのリヴィウ・フィル・フィルハーモニー管弦楽団に客演。


【収録情報】

CD1 [71:37]
●ドヴォルザーク:チェコ組曲 Op.39
1. Praeludium (Pastorale) [3:15]
2. Polka [5:11]
3. Sousedska (Minuetto) [4:05]
4. Romance (Romanza) [4:01]
5. Finale (Furiant) [5:17]

●ドヴォルザーク:序曲『我が故郷』Op.62
6. My Home Overture Op.62 [8:57]

●ドヴォルザーク:『フス教徒』Op.67
7. Husitska Overture Op.67[12:28]

●ドヴォルザーク:『自然の中で』Op.91
8. In Nature´s Realm Overture Op.91 [13:40]

●ドヴォルザーク:『オセロ』 Op.93
9. Otello Op.93 [14:08]

ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
テオドレ・クチャル(指揮)

録音時期:2004年8月
録音場所:チェコ、オストラヴァ、コンサート・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

CD2 [63:12]
●ドヴォルザーク:交響的変奏曲 Op.78
1. Symphonic Variations Op.78 [20:26]

●ドヴォルザーク:『謝肉祭』 Op.92
2. Carnival Overture Op.92 [8:47]

●ドヴォルザーク:交響詩『水の魔物』Op.107
3. Water Goblin Op.107 [20:00]

●ドヴォルザーク:『真昼の魔女』 Op.108
4. Noon-Day Witch Op.108 [13:38]

ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
テオドレ・クチャル(指揮)

録音時期:2004年8月
録音場所:チェコ、オストラヴァ、コンサート・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

CD3 [66:14]
●ドヴォルザーク:『金の紡ぎ車』 Op.109
1. Golden Spinning Wheel Op.109 [26:11]

●ドヴォルザーク:『野鳩』 Op.110
2. Wood Dove Op.110 [20:02]

●ドヴォルザーク:『英雄の歌』 Op.111
3. A Hero´s Song Op.111 [19:44]

ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
テオドレ・クチャル(指揮)

録音時期:2004年8月
録音場所:チェコ、オストラヴァ、コンサート・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

CD4 [50:45]
●ショスタコーヴィチ:『舞台管弦楽のための組曲(ジャズ・オーケストラのための組曲第2番)』
1. March [3:04]
2. Dance No.1 [2:56]
3. Dance No.2 [3:39]
4. Little Polka [2:33]
5. Lyric Waltz [2:38]
6. Waltz No.1 [3:21]
7. Waltz No.2 [3:34]
8. Finale [2:13]

●ショスタコーヴィチ:『ロシアとキルギスの主題による序曲』Op.115
9. Overture on Russian and Kirghiz Themes Op.115 [9:19]

●ショスタコーヴィチ:『ジャズ・オーケストラのための組曲第1番』
10. Waltz [2:19]
11. Polka [1:38]
12. Foxtrot [3:47]

●ショスタコーヴィチ:『ノヴォロシースクの鐘』
13. Novorossijsk Chimes [2:32]

●ショスタコーヴィチ:『祝典序曲』Op.96
14. Festive Overture Op.96 [5:46]

ウクライナ国立交響楽団
テオドレ・クチャル(指揮)

録音時期:2004年6月
録音場所:ウクライナ、キエフ、ウクライナ国立放送グランド・スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

CD5 [55:48]
●ショスタコーヴィチ:バレエ『ボルト』組曲 Op.27a
1. Overture [6:34]
2. Polka [2:36]
3. Variation [1:49]
4. Tango [5:07]
5. Intermezzo [3:50]
6. Finale [3:23]

●ショスタコーヴィチ:バレエ『明るい小川』組曲 Op.39a
7. Waltz [2:23]
8. Russian Lubok [2:30]
9. Galop [1:57]
10. Adagio [7:19]
11. Pizzicato [1:12]

●ショスタコーヴィチ:バレエ『黄金時代』組曲 Op.22a
12. Overture [3:54]
13. Adagio [8:40]
14. Polka [2:08]
15. Dance [2:10]

ウクライナ国立交響楽団
テオドレ・クチャル(指揮)

録音時期:2004年6月
録音場所:ウクライナ、キエフ、ウクライナ国立放送グランド・スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

CD6 [72:11]
●ショスタコーヴィチ:『ハムレット』組曲
1. Prelude [2:18]
2. The Ball at the Palace [3:41]
3. The Ghost [1:20]
4. In the Garden [3:03]
5. Hamlet & Ophelia [3:51]
6. Arrival of the Actors [2:11]
7. Poisoning Scene [7:26]
8. Duel and Death of Hamlet [3:57]

●ショスタコーヴィチ:『馬あぶ』組曲 Op.97a
9. Overture [2:58]
10. Contradance [2:27]
11. Folk Feast [2:38]
12. Interlude [2:49]
13. Waltz“Barrel Organ”[1:54]
14. Galop [1:57]
15. Introduction [6:04]
16. Romance [6:23]
17. Intermezzo [5:32]
18. Nocturne [3:52]
19. Scene [3:21]
20. Finale [3:07]

ウクライナ国立交響楽団
テオドレ・クチャル(指揮)

録音時期:2004年6月
録音場所:ウクライナ、キエフ、ウクライナ国立放送グランド・スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

CD7 [73:15]
●スメタナ:連作交響詩『わが祖国』[72:47]
1. Vyšehrad [14:51]
2. Vltava (The Moldau) [11:33]
3. Šarka [9:34]
4. From Bohemia's Meadows and Forests [12:21]
5. Tábor [11:32]
6. Blanik [12:56]

ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
テオドレ・クチャル(指揮)

録音時期:2007年
録音場所:チェコ、オストラヴァ、コンサート・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

CD8 [77:14]
●スメタナ:交響詩『ヴァレンシュタインの陣営』 Op.14
1. Wallenstein's Camp, Symphonic Poem Op.14 [14:51]

●スメタナ:交響詩『ハーコン・ヤール』 Op.16
2. Håkon Jarl, Symphonic Poem Op.16 [16:46]

●スメタナ:交響詩『リチャード3世』 Op.11
3. Richard III, Symphonic Poem Op.11 [13:05]

●スメタナ:歌劇『売られた花嫁』(抜粋) [19:14]
4. Overture [6:29]
5. Polka [5:02]
6. Furiant [2:27]
7. Skocna (Dance of the Comedians) [5:16]

●スメタナ:序曲『ファウスト博士』
8. Doktor Faust, Overture to the puppet-play by Matej Kopecký [4:20]

●スメタナ:ポルカ 『田舎の少女』
9. Venkovanka, The Peasant Woman, Polka [4:07]

●スメタナ:ポルカ 『われらの乙女たちに』
10. Nasim Devam, To our Girls, Polka [4:06]

ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
テオドレ・クチャル(指揮)

録音時期:2007年
録音場所:チェコ、オストラヴァ、コンサート・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

CD9 [75:40]
●スメタナ:『勝利の交響曲(祝典交響曲)』ホ長調 Op.6 [45:31]
1. Allegro vivace [11:13]
2. Largo maestoso [11:04]
3. Scherzo, allegro vivace [11:38]
4. Finale, allegro non troppo ma energico [11:36]

●スメタナ:『祝典前奏曲』 ハ長調
5. Festive Overture in C [2:58]

●スメタナ:『祝典序曲』 ニ長調 Op.4
6. Festive Overture in D Op.4 [8:59]

●スメタナ:『プラハの謝肉祭』
7. Prague Carnival, Introduction & Polonaise [6:21]

●スメタナ:『国民軍行進曲』
8. March of the National Guard [4:50]

●スメタナ:『シェイクスピア祭のための祝典行進曲』ホ長調 Op.20
9. Shakespeare Festival March Op.20 [6:31]

ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
テオドレ・クチャル(指揮)

録音時期:2007年
録音場所:チェコ、オストラヴァ、コンサート・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

CD10 [65:55]
●ニールセン:交響曲第1番 FS.16
1. Allegro orgoglioso [9:10]
2. Andante [8:08]
3. Allegro comodo [7:42]
4. Finale, allegro con fuoco [8:11]

●ニールセン:交響曲第2番 FS.29『4つの気質』
“The Four Temperaments”
5. Allegro collerico [8:47]
6. Allegro comodo e flemmatico [4:19]
7. Andante malincolico [12:17]
8. Allegro sanguinoso [6:43]

ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
テオドレ・クチャル(指揮)

録音時期:2005年
録音場所:チェコ、オストラヴァ、コンサート・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

CD11 [71:07]
●ニールセン:交響曲第3番 FS.60『ひろがりの交響曲』
“Sinfonia espansiva”
1. Allegro espansivo [11:19]
2. Andante pastorale [9:41]
3. Allegretto un poco [6:33]
4. Finale, allegro [9:16]

●ニールセン:交響曲第4番 FS.76『不滅』
“The Inextinguishable”
5. Allegro [11:08]
6. Poco allegretto [4:31]
7. Poco adagio quasi andante [9:34]
8. Allegro [8:47]

ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
テオドレ・クチャル(指揮)

録音時期:2005年
録音場所:チェコ、オストラヴァ、コンサート・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

CD12 [69:45]
●ニールセン:交響曲第5番 FS.97
1. Tempo giusto [18:21]
2. Allegro [16:19]

●ニールセン:交響曲第6番 FS.116『素朴な交響曲』
3. Tempo giusto [13:40]
4. Humoreske, allegretto [4:05]
5. Proposta seria, adagio [6:07]
6. Theme & variations [10:56]

ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
テオドレ・クチャル(指揮)

録音時期:2005年
録音場所:チェコ、オストラヴァ、コンサート・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

CD13 [55:43]
●ホセ・パブロ・モンカージョ(1912-1958):『ウアパンゴ』
1. Huapango [8:11]

●アルトゥーロ・マルケス(1950-):『ダンソン第2番』
2. Danzón No.2 [9:26]

●アルデマロ・ロメロ(1928-2007):『バッハ風トッカータとパヤリージョ・アルデマローソ』
3. Tocatta Bachiana y Pajarillo Aldemaroso [9:21]

●シルベストレ・レブエルタス(1899-1940):『ハニツィオ』
4. Janitzio [7:32]

●アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):バレエ音楽『エスタンシア』組曲 Op.8
5. Los trabajadores agrícolas [2:57]
6. Danza del trigo [3:02]
7. Los peones de hacienda [1:58]
8. Danza final (Malambo) [3:41]

●ユーリ・フング(1968- ) :『カナイマ』
9. Kanaima [4:47]

●オスカル・ロレンツォ・フェルナンデス(1897-1948):『マラサルテ』〜「バトゥーキ」
10. Batuque [4:09]

ヴェネズエラ交響楽団
テオドレ・クチャル(指揮)

録音時期:2011年7月
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)


【商品説明:年表シリーズ】
指揮
ルロイ・アンダーソン
アレクサンドル・ガウク
セルゲイ・クーセヴィツキー
クレメンス・クラウス
パウル・クレツキ
オットー・クレンペラー
ニコライ・ゴロワノフ
ヴォルフガング・サヴァリッシュ
カール・シューリヒト
アンタル・ドラティ
レナード・バーンスタイン
ポール・パレー
フレデリック・フェネル
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
エルンスト・メルツェンドルファー
ピエール・モントゥー
フェルディナント・ライトナー
エーリヒ・ラインスドルフ
ハンス・ロスバウト


鍵盤楽器
ラルフ・カークパトリック
ロベール・カサドシュ
イェルク・デムス
タチアーナ・ニコラーエワ
マリア・ユージナ
ワンダ・ランドフスカ

弦楽器
ガスパール・カサド
シュナイダー四重奏団
パスカル弦楽四重奏団
ハリウッド弦楽四重奏団
ルッジェーロ・リッチ

作曲家
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
3
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
ショスタコーヴィチは交響曲のイメージが強...

投稿日:2021/03/07 (日)

ショスタコーヴィチは交響曲のイメージが強く、管弦楽曲に馴染みがなかったのですが、このボックスに収められた魅力的な楽曲の数々は、ショスタコーヴィチのイメージを大きく変えるインパクトがありました。 舞台管弦楽のための組曲、ジャズ組曲などは運動会でかかっても違和感のないほど生き生きと明るく気楽に聴ける逸品です。深遠な音楽性といったものとは方向性が違うと思うので、そこを指摘するのはナンセンスかと。 スメタナやドヴォルザークの楽曲も、優秀な録音とクチャルの軽快な指揮ぶりと相俟って楽しく聴けるものばかり。 価格も安く、これだけの枚数と名曲、名演、なおかつ録音も良くおすすめです。

あぶらげ さん | 東京都 | 不明

5
★
★
★
★
★
選曲が良い。東欧の雰囲気がそこかしこに見...

投稿日:2021/02/28 (日)

選曲が良い。東欧の雰囲気がそこかしこに見られる。ダイナミックな演奏。ニールセンの交響曲の打楽器がビシバシと冴える。オーディオとしても聞きごたえある。大音量で聞けるならなお楽しい。更に値段が嬉しい。三倍でも買う。

ken さん | 京都府 | 不明

4
★
★
★
★
★
テオドレ・クチャルと言えばナクソスに、ウ...

投稿日:2019/11/05 (火)

テオドレ・クチャルと言えばナクソスに、ウクライナ国立交響楽団やウクライナ国立放送交響楽団といれた録音が有名ですが、同じ廉価盤レーベルであるブリリアントにも録音を残しました。 このボックスは既発売のCDを集めた内容で、既に単品で持っている方は内容が重複するのであまりお勧め出来ないが、いずれもクチャルの端正な音楽な音楽作りが特徴的であるが、特にヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団とは充実したエネルギッシュな演奏が多いし、手兵、ウクライナ国立交響楽団とのショスタコーヴィッチの演奏はさすが、ベネズエラ交響楽団との演奏はラテンとクチャルの芸風が合わさった陽気な演奏となっており、これ一枚で様々なクチャルが知れます。 CDはボックス物らしく厚紙に入っています。 録音は2004〜2011年で、良い音質。

レインボー さん | 不明 | 不明

5

おすすめの商品