ジョアン・ファレッタ/アメリカの協奏曲と管弦楽組曲集

2023年10月24日 (火) 17:30 - HMV&BOOKS online - クラシック


アメリカの協奏曲と管弦楽組曲集

20世紀半ばのアメリカ音楽の形成に貢献した4人の傑出した作曲家たちの作品を集めたアルバム。
 アーロン・コープランド[1900-1990]の『入札地』は高校卒業を間近に控えた少女を巡る、米国中西部の農家の出来事を題材にした歌劇からの組曲。のどかな牧場風景と都会への憧れがコープランドらしい明快な曲調で描かれています。歌劇では合唱が入る「The Promise of Living(生活の約束)」もここではオーケストラのみで奏されます。
 ポール・クレストン[1906-1985]の『サクソフォン協奏曲』は、1930年代のアメリカにサクソフォンを広めた奏者セシル・リーソンのために書かれた曲。ジャズ・バンドで活躍することの多かったこの楽器の「本当に美しい音色と可能性」を追求した作品として評価されています。
 コールアングレと弦楽オーケストラのための『ピエタ』を作曲したユリシーズ・ケイ[1917-1995]はローマ賞を受賞した初の黒人作曲家。彼がローマに赴いた際、現在バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂に安置されているミケランジェロの有名な同名彫刻にインスピレーションを得た作品とされています。ソリスト、アンナ・マティクスがこの作品を発見し、ファレッタに演奏を持ちかけたというものです。
 ウォルター・ピストン[1894-1976]の『不思議な笛吹き』は、1938年にアーサー・フィードラーがボストン・ポップス・オーケストラのために依頼した作品。聞く人の悲しみを癒すことができる魔法の音楽家が率いる旅するサーカス団を描いたバレエ音楽です。ファレッタの巧みな指揮が各作品のすばらしさを際立たせています。(輸入元情報)

【収録情報】
1. コープランド:組曲『入札地』(1958)

 I. 序奏と愛の音楽
 II. パーティの場面
 III. フィナーレ『生活の約束』

2. クレストン:サクソフォン協奏曲 Op.26(1941)
 I. エナジェティック
 II. メディタティヴ
 III. リズミック

3. ケイ:ピエタ(1950)

4. ピストン:バレエ組曲『不思議な笛吹き』(1940)

 I. 序奏『市場での昼寝』
 II. 行商人の入場
 III. 客の入場
 IV. 商人の娘たちのタンゴ
 V. サーカスの到着
 VI. サーカスの行進
 VII. 笛吹き
 VIII. メヌエット
 IX. スペインのワルツ
 X. シチリアーナ
 XI. ポルカ・フィナーレ

 ティモシー・マカリスター(アルト・サクソフォン:2)
 アンナ・マティクス(コールアングレ:3)
 ナショナル・オーケストラ・インスティトゥート・フィルハーモニック
 ジョアン・ファレッタ
(指揮)

 録音時期:2022年6月16-18日
 録音場所:Elsie & Marvin Dekelboum Concert Hall, The Clarice Smith Performing Arts Center, College Park, Maryland, USA
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 世界初録音(2,3)

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