ジェリー・ゴールドスミス

ジェリー・ゴールドスミス プロフィール

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17作品でアカデミー賞にノミネートされ、”オーメン”でアカデミーオリジナル作曲賞を受賞した作曲家のジェリー・ゴールドスミスががんの為、ビバリー・ヒルズの自宅で亡くなった。ジェリー・ゴールドスミスと言えば、ハリウッド映画音楽家の頂点に君臨し、映画音楽界になくてはならない作曲家。ピアニストとしての素晴らしい才能だけでなく、打楽器を多用したシャープな音作りから、繊細で叙情的な美しいメロディまで、多彩なアプローチをし、どのタイプの作品も甲乙つけ難いほど。”オーメン”以外でも、"チャイナタウン""エイリアン"”LAコンフィデンシャル”などの作曲を手がけた他、「スター・トレック:ヴォイジャー」などを含む5作品でエミー賞を獲得し、グラミー賞にもノミネートされている。享年75歳。

ゴールドスミスは1929年2月29日ロサンゼルスに生まれる。作曲法をマリオ・カステルヌエヴォ・テデスコに師事。映画音楽に関してはドーシー・ハイスクールを経て南カリフォルニア大学音楽院でミクロス・ローザから学ぶ。ゴールドスミス31歳、1952年にCBSのラジオ部に入社し、”プレイハウス90”や”ミステリー・ゾーン”など、ありとあらゆるタイプのシリーズに音楽をつけた。”スリラー”でエミー賞の候補に選ばれた頃から頭角を現すようになっていく。その後、1955年頃から映画音楽も並行して製作。1960年代に入ってから本格的に作品を手掛けていった。

1963年から2004年までに手掛けた膨大な作品の全て、とまでは言えませんが、主要作品を中心に年代ごとに、紹介いたします。

1960年代

1950年代後半からTVやラジオの仕事をしていたゴールドスミスは、"脱獄”で高い評価を得て、1963年の”野のユリ、”ブルー・マックス””砲艦サンパブロ”、そして90年代に入ってから再評価された”電撃フリント”の2シリーズなどを手掛けました。そして、ゴールドスミス作品における素晴らしい理解者でもあると言われているフランクリン・J・シャフナー監督との”猿の惑星”もこの時代を代表する作品です。

  • 逆転 (63年 マーク・ロブスン監督)
  • 野のユリ (63年 ラルフ・ネルソン監督)
  • ミサイル空爆戦隊 (63年 デルバート・マン監督)
  • 危険な道 (64年 オットー・プレミンジャー監督)
  • サタンバグ (65年 ジョン・スタージェス監督)
  • 電撃フリントGO! GO!作戦 (66年 ダニエル・マン監督)
  • ブルーマックス (66年 ジョン・ギラーミン監督)
  • 砲艦サンパブロ (66年 ロバート・ワイズ監督)
  • 消えた拳銃 (67年 バズ・キューリック監督)
  • 電撃フリント・アタック作戦 (ゴードン・ダグラス監督)
  • 墓石と決闘 (67年 ジョン・スタージェス監督)
  • 猿の惑星 (68年 フランクリン・jシャフナー監督)
  • 刑事 (68年 ゴートン・ダグラス監督)
  • バンドレロ (68年 アンドリュー・V・マクラグレン監督)
  • 100挺のライフル (68年 トム・グリース監督)

    1970年代
    70年代は、ゴールドスミス自ら傑作と称えている傑作”パットン大戦車軍団””トラ・トラ・トラ”、そして、ポランスキー監督の”チャイナタウン”、ホラー・ブーム真っ只中に製作されたご存知”オーメン”、そして何と言ってもリドリー・スコット監督による”エイリアン”(79年)!が代表作です。

  • 砂漠の流れ者・ケーブル・ホーグのバラード (サム・ペキンパー監督)
  • トラ・トラ・トラ!(リチャード・フライシャー/舛田利雄/深作欣二監督)
  • パットン大戦車軍団 (フランクリン・J・シャフナー監督)
  • リオ・ロボ (ハワード・ホークス監督)
  • 新・猿の惑星 (ドン・テイラー監督)
  • ラスト・ラン 殺しの一匹狼 (リチャード・フライシャー監督)
  • 悪を呼ぶ少年 (ロバート・マリガン監督)
  • 男の出発 (ディック・リチャーズ監督)
  • ザ・ファミリー・マフィア血の抗争 (リチャード・フライシャー監督)
  • シェイマス (バズ・キューリック監督)
  • パピヨン (フランクリン・J・シャフナー監督)
  • リトル・インディアン (バーナード・マクビーティ監督)
  • オスロ国際空港 ダブル・ハイジャック (キャスパー・リード監督)
  • チャイナタウン (ロマン・ポランスキー監督)
  • ブレイクアウト (トム・グリース監督)
  • 風とライオン (ジョン・ミリアス監督)
  • リーインカーネーション (J・リー・トンプソン監督)
  • ワイルドトレイル (アンソニー・M・ドーソン監督)
  • 大いなる決闘 (アンドリュー・V・マクラグレン監督)
  • オーメン (リチャード・ドナー監督)
  • カサンドラ・クロス (ジョージ・P・コスマトス監督)
  • 軍用列車 (トム・グリース監督)
  • 2300年未来への旅 (マイケル・アンダーソン監督)
  • 海流の中の島々 (フランクリン・J・シャフナー監督)
  • 合衆国最後の日 (ロバート・アルドリッチ監督)
  • カプリコン (ピーター・ハイアムズ監督)
  • コーマ (マイケル・クライト3投ト督)
  • 世界が燃えつきる火 (ジャック・スマイト監督)
  • マッカーサー (ジョセフ・サージェント監督)
  • オーメン2 ダミアン (ドン・テイラー監督)
  • スウォーム (アーウィン・アレン監督)
  • マジック (リチャード・アッテンボロー監督)
  • ウィンブルドン愛の日 (アンソニー・ハーヴェイ監督)
  • エイリアン (リドリー・スコット監督)
  • 灼熱のガボ・フランコ狼たちの野望 (J・リー・トンプソン監督)
  • スター・トレック (ロバート・ワイズ監督)
  • 大列車強盗 (マイケル・クライトン監督)
  • ブラジルから来た少年 (フランクリン・J・シャフナー監督)

    ●1980年代
    80年代のゴールドスミスを代表する作品と言えば、”グレムリン”や ”ポルター・ガイスト””ランボー”などの大作。なかでも82年から88年の”ランボー”シリーズは、ゴールドスミスの名声が更に高まったと言える作品です。またリドリー・スコットやジョー・ダンテ監督らとのコラボレイト作品も目立ちます。

  • アウトランド (ピーター・ハイアムズ監督)
  • オーメン最後の闘争 (グラハム・ベイカー監督)
  • 気球の8人 (デルバート・マン監督)
  • ポルターガイスト (トビー・フーパー監督)
  • ランボー (テッド・コッチェフ監督)
  • アンダー・ファイア (ロジャー・スポティスウッド監督)
  • サイコ2 (リチャード・フランクリン監督)
  • トワイライトゾーン 超次元の体験(スティーヴン・スピルバーグ監督他)
  • グレムリン (ジョー・ダンテ監督)
  • エクスプローラーズ (ジョー・ダンテ監督)
  • 恐竜伝説ベイビー (B・W・Lノートン監督)
  • キング・ソロモンの秘宝 (J・リー・トンプソン監督)
  • ランボー怒りの脱出 (ジョージ・P・コスマトス監督)
  • リンク (リチャード・フランクリン監督)
  • レジェンド/光と闇の伝説 (リドリー・スコット監督)
  • 勝利への旅立ち (デヴィッド・アンスポー監督)
  • ポルターガイスト2 (ブライアン・ギブソン監督)
  • インナースペース (ジョー・ダンテ監督)
  • ダブルボーダー (ウォルター・ヒル監督)
  • ランタ・コップ (ジェリー・ロンドン監督)
  • スター・トレック5 (ウィリアム・シャトナー監督)
  • メイフィールドの怪人たち (ジョー・ダンテ監督)
  • ランボー3 怒りのアフガン (ピーター・マクドナルド監督)
  • 灰色の容疑者 (マーティン1Eキャンベル監督)
  • リバイアサン (ジョージ・P・コスマトス監督)
  • ワーロック (スティーヴ・マイナー監督)

    ●1990年代
    90年代に入っても、ペースが衰えることなく、作品を手掛けています。”氷の微笑”(92年)、”エグゼクティヴ・ディシジョン”(96年)、”L.A.コンフィデンシャル”(97年)、”ザ・ワイルド”(97年)など、作品量だけでなく質も落さない素晴らしい活躍をみせてくれました。上記に挙げた代表作はどれも、ベテランの風格充分な佳作ばかりです。

  • 愛がこわれるとき (ジョゼフ・ルーベン監督)
  • グレムリン2・新種誕生 (ジョー・ダンテ監督)
  • トータル・リコール (ポール・バーホーベン監督)
  • 星の流れる果て (ブライアン・ギルバート監督)
  • ロシア・ハウス (フレッド・スケピシ監督)
  • ザ・スタンド (ジョン・マクティアナン監督)
  • ”氷の微笑” ポール・バーホーベン監督)
  • スペース・エイド (グレッグ・ビーマン監督)
  • フォーエヴァー・ヤング (スティーヴ・マイナー監督)
  • ミスター・ベースボール (フレッド・スケピシ監督)
  • ラヴ・フィールド (ジョナサン・カプラン監督)
  • 失踪 (ジョルジュ・シュルイツァー監督)
  • 冷たい月を抱く女 (ハロルド・ベッカー監督)
  • マチネー・土曜の午後はキッスで始まる (ジョー・ダンテ監督)
  • ルディ・涙のウイニング・ラン (デヴィッド・アンスポー監督)
  • わんぱくデニス (ニック・キャッスル監督)
  • 私に近い6人の他人(フレッド・スケピシ監督)
  • 愛に気づけば・・・・ (マーサ・クーリッジ監督)
  • 激流 (カーティス・ハンソン監督)
  • シャドー (ラッセル・マルケイ監督)
  • バッド・ガールズ (ジョナサン・カプラン監督)
  • 星に想いを (フレッド・スケピシ監督)
  • コンゴ (フランク・マーシャル監督)
  • トゥルーナイト (ジェリー・ザッカー監督)
  • パウダー (ジクター・サルバ監督)
  • エグゼクティフ・デシジョン (スチュアート・ベアード監督)
  • 訣別の街 (ハロルド・ベッカー監督)
  • ゴースト&ダークネス (スティーヴン・ホプキンス監督)
  • ファースト・コンタクト (ジョナサン・フレイクス監督)
  • チェーン・リアクション (アンドリュー・デイヴィス監督)
  • エアフォース・ワン (ウォルフガング・ペーターゼン監督)
  • L.A.コンフィデンシャル (カーティス・ハンソン監督)
  • 危険な動物たち (フレッド・スケピシ/ロバート・ヤング監督)
  • ”ザ・ワイルド” (リー・タマホリ監督)
  • ザ・グリード (スティーヴン・ソマーズ監督)
  • スタートレック・叛乱 (ジョナサン・フレイクス監督)
  • ムーラン (ディズニー・アニメーション)
  • スモール・ソルジャーズ (ジョー・ダンテ監督)
  • 追跡者 (スチュアート・ベアード監督)
  • ハムナプトラ・失われた砂漠の都 (スティーヴン・ソマーズ監督)
  • ホーンティング (ヤン・デ・ボン監督)

    ●2000年代

  • インビジブル (パール・ヴァーホーヴェン監督)
  • キャッスル (デヴィッド・スカルパ監督)
  • スパイダー (デヴィッド・スカルパ監督)
  • トータル・フィアーズ
  • ルーニー・テューンズ・バック・イン・アクション

    ハリウッド映画に欠かせない作曲家となったゴールドスミス、シャフナー監督とのコラボレイト作品が代表される60年代、70年代以降の”オーメン”(アカデミー賞オリジナル作曲賞受賞)、や、”ポルターガイスト”で聴けるシャープな音、そして90年代の”ムーラン”や、”L.A.コンフィデンシャル”など、あらゆる音楽性を含ませた凝った編曲・・・。映像で観客に伝わりきらない部分を補ったり、誇張したり、と映画を引き立たせる作品つくりを、現在もハリウッドの第一線で製作している名匠です。

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