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バッハ(1685-1750)

CD ピアノ協奏曲集 エフゲニー・コロリオフ、アンナ・ヴィニツカヤ、リュプカ・ハジ=ゲオルギエヴァ、カンマーアカデミー・ポツダム(2CD)

ピアノ協奏曲集 エフゲニー・コロリオフ、アンナ・ヴィニツカヤ、リュプカ・ハジ=ゲオルギエヴァ、カンマーアカデミー・ポツダム(2CD)

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    ココパナ  |  北海道  |  不明  |  2021年03月11日

    コロリオフを師とする1983年生まれのロシアのピアニストアンナ・ヴィニツカヤを中心に、コロリオフとコロリオフの妻であるリュプカ・ハジ=ゲオルギエヴァという3人のピアニストによって録音されたバッハのクラヴィーアと弦楽のための協奏曲集。もちろん楽器は現代ピアノを使用。バッハのクラヴィーア独奏曲を現代ピアノで演奏することは一般的であり、ピリオド楽器で演奏するよりメリットが大きいことは言うまでもないが、バッハの協奏曲となると少し事情がことなる。特に複数台のクラヴィーアを用いた協奏曲では、合奏の際の音量バランスが難しく、録音点数も一気に少なくなる。現代ピアノの音量と音幅が豊かさゆえ、合奏の精度調整の壁となるのだ。しかし、バッハのクラヴィーア作品に精通したコロリオフらの録音は、さすがに見事で、複数のピアノの音であっても、必要な独立性と精度が保たれており、品格ある表現に貫かれている。もっとも台数の多い「4台のチェンバロのための協奏曲 イ短調」では、ピアノ3台使用伴によっているが、テクスチュアが鮮明で、それゆえの線的な表現が息づき、スリリングな味わいを殺すことなく情感の幅を広げている。その完成度の高さには驚かされる。また、単独ピアノの協奏曲においても、各奏者は制御を効かせながら、現代ピアノゆえの表現性の高い演奏をくり広げていて、とても楽しい。特にコロリオフが独奏を担当したピアノ協奏曲第7番は神秘と幽玄の気配が漂い、これまでにない感興が湧く。

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