交響曲第7番『レニングラード』、第6番、祝典序曲、『リア王』組曲 アンドリス・ネルソンス&ボストン交響楽団(2CD)
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Ichirokagawa | 香川県 | 不明 | 2021年10月11日
ネルソンスはバーミンガム市響との7番のディスクがあるので、ショスタコーヴィチは得意としているのであろう。バーミンガムとの演奏も素晴らしかったが、ボストン響との再録は、音響として厚みが増し、録音も分離良く優れていると思う。反面、演奏のフレッシュさはバーミンガムが遥かに上回る。6番は初めての録音だが、これぞショスタコーヴィチという感がある。「祝典序曲」は吹奏楽の定番曲だが、やはりオケでやるとめちゃくちゃに上手いし、迫力がある。ネルソンスは交響曲全曲を録音するだろうが、成功を願う。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 2019年05月11日
これまで非常に見事だったこのコンビによるショスタコーヴィチ・シリーズだが、今回はやや不満の残る出来。第7番は前回のバーミンガム市響とのライヴを大変高く買っていたのだが、それに比べると全体にテンポが遅くなり、オケのヴィルトゥオジティもあって一段とグラマラスな印象。この曲の演奏にありがちな酷薄な感じがなく、常にヒューマンな感触があるのは一面ではプラスだが、この曲はやはり「非人間的な」面を持つ作品だと思うので、そういう部分がこの演奏では「おおらか」に過ぎる。第1楽章の「戦争の主題」の苛烈さ、あるいはパロディ性なども前回録音の方が的確であったように思うし、スケルツォ中間部、アダージョ中間部などのやたら好戦的な楽想も、もう少し煽ってほしい。第6番も第1楽章ラルゴは全く素晴らしい。この指揮者の緩徐楽章に対する適性が端的にうかがわれる。しかし、第2楽章以下ではもっとシャープさが欲しい。音楽が脂肪太り気味で「もっさり」し過ぎていると思う。かつてのムラヴィンスキー(1965年録音)もしくはゲルギエフ(マリインスキー・レーベルの再録音の方)が私の理想なのだが。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ラブラドライト | 東京都 | 不明 | 2019年03月18日
先に録音されたバーミンガムとの物は主観的にあまり感心しなかったが、これは素晴らしい演奏だ。ショスタコーヴィチと言うと何かロシアオケの専売特許の様にも思えるが 私が愛聴しているスヴェトラーノフの演奏をも凌駕する名演だ。カップリングの6番も素晴らしい。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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