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ラフマニノフ、セルゲイ(1873-1943)

CD ピアノ協奏曲第2番、第3番 カティア・ブニアティシヴィリ、パーヴォ・ヤルヴィ&チェコ・フィル

ピアノ協奏曲第2番、第3番 カティア・ブニアティシヴィリ、パーヴォ・ヤルヴィ&チェコ・フィル

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  • ★★★★☆ 

    チタンシルバー  |  千葉県  |  不明  |  2023年04月14日

    この2曲に関してはねっとり・こってり系が好みなので、一押しはヴァーシャリ/アーロノヴィチ盤。でもシャープで切れ味鋭いこの演奏も決して悪くはない。ところでこのディスクのジャケット写真、明らかにデヴィッド・リーンの名作『逢びき』を意識してますよね。

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  • ★★☆☆☆ 

    ココパナ  |  北海道  |  不明  |  2021年03月15日

    正直言って良くないです。なぜここまで世評が高いのか不明。ピアノは確かに雄弁で、細かいパッセージの速さなど凄いが、音楽としてその表現が必要という手続きが十分に感じられないため、唐突な印象。なにか、名シーンを派手に演出するために、つなぎの個所であちこち齟齬がでてきた感じがする。部分的に聴けば凄い感じはするが、全体として名曲を聴いたという充足感はない。オーケストラの音も凡庸で、録音のせいなのか、ピアノに焦点が合い過ぎていて、フレーズが存分に歌っていても、それを支えるベースとなる音に深さがない。何度か聴いて、お蔵入りになりました。

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  • ★★★★★ 

    I.O.U  |  北海道  |  不明  |  2021年03月14日

    結論から申し上げると一聴の価値はありました。 ラフマニノフのピアノ交響曲が大好きなので、ルービンシュタインから始まりリヒテル、クライヴァーン、アシュケナージ(1965・1985)、ワイセンヴェルク、アルゲリッチ、ルガンスキー、アンスネス、グリモー、リッシアそしてブニアティシヴィリと聴き比べたり気分によって聴き分けたりしておりますが、どの演奏がベストと云うよりも、それぞれ一長一短で好き嫌いの分かれるところかなとは思います。 ピアノの表現を聴きたいのか音楽を聴きたいのかによっても選ぶ音源に違いが出ますが、ブニアティシヴィリの演奏については胃もたれ寸前の絶妙な範囲でピアノが表現されており、音楽もピアノの表現も両方楽しめるギリギリのラインが保たれていると思います。 最近の演奏に限定するならば、ブニアティシヴィリの演奏で胃もたれを感じるようであればリッシアあたりを聴いてみると良いかもしれません。 それにしても最近は楽器演奏のレベルが向上し、楽譜どおり弾くだけでも難しいとされるラフマニノフのピアノ協奏曲もテクニカル面では難なくこなし、ピアニスト独自の表現を当然のように加味できる余裕があるのは驚きです。

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  • ★★★★★ 

    paul  |  静岡県  |  不明  |  2021年03月07日

    この曲はわたしがクラシックを聴くきっかけになった曲。およそ半世紀前なるかな。この演奏をきいて、この曲を聴き続けてよかったとこころから思った。このCDさえあれば他はいらない、というくらい。第3楽章練習番号36のあとmeno mossoインテンポ、アタッカで入るところーまあ楽譜通りだがーは、ほんとうに感心する。聴かせどころは、さらりとしている分、より印象的になっていると思う。本当は、N響、パーヴォで定期に載ってたはずでしたが、来日中止になって残念だったことを思い出します。

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  • ★★★★★ 

    ハッチ  |  愛知県  |  不明  |  2021年02月22日

    ピアノのソリストとしては美貌を誇るブニアティシヴィリ。 ラフマニノフのピアノの名曲をヤルヴィのサポートで。 ラフマニノフのPコンは2番、3番を含め30枚ほど持っているが、 とてもここちよい。

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  • ★★★★★ 

    TOCHIPAPA  |  広島県  |  不明  |  2017年12月10日

    NHKのシューマンで好印象だったので、この二曲、何枚も持ってるんですが、買ってみました。  まず三番、これは凄いですね!  アルゲリッチやユジャ・ワンもすごかったけれど、ちゃんとオーケストラとアンサンブルになってるところが素晴らしいです。 ライブのノリや勢いじゃなくてセッションだというのだからさらに驚きです。 そして二番! 昔はチャイコのB面というのが相場だった気がしますが、こんなのが入ってたらびっくり仰天です。  しかしメロディラインの美しさは崩れてないし、二楽章は本当に美しい。 ここでもオーケストラは脇役になってるわけじゃなくて、「協奏曲」になってるんですよね。  聴き終わってしばらく呆然としておりましたが、20年愛聴しているジルベルシティンの緩い演奏を聴きなおしてみたら、それはそれで魅力的だったので、なぜかほっとしました。 録音もいいですが、ややピアノにかぶりつき気味?で管楽器が遠目な印象なのが少々残念(オーディオ環境によってはいい按配なんかもしれません)。

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  • ★★★★☆ 

    waldmorgen  |  福岡県  |  不明  |  2017年06月08日

    2番が素晴らしい。ブニアティシヴィリの疾走するピアノにオーケストラがうまく合わせ、切れ味鋭い爽快感のある演奏に仕上がっている。フレーズのニュアンスや全体の流れもよく、音楽としてちゃんと腑に落ちる表現ができている。問題は3番。終始流麗で流れの途切れない2番と違い、緩急が激しくピアノの技巧を限界まで駆使する必要がある3番では、ブニアティシヴィリのピアノ表現に迷いを感じる部分が多く聴こえた。特に第1楽章カデンツァ(大ossia)に打鍵の乱れによる音抜けが多く見受けられたのが残念。3番についてはピアノよりもヤルヴィ&チェコフィルの多彩な表現、サポートに耳を傾けるべき。今後の演奏に期待したい。

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  • ★★★★★ 

    風信子  |  茨城県  |  不明  |  2017年05月02日

    ピアニスト嫌いだが面白かった 何故かK.B.は「マザーランド」以来ほとんど聴いているのではないかしら 打鍵感が無いと言うのか 叩かないし品をつけて歌わないのもいい 本人ピアノを聞かせようと言う気が無い だから空虚な”ピアノ音”を聞かないで済む ”いい音でしょ””よく弾けるでしょ”とピアノそのものを見せつけられるピアニストにどの位出会ったことか ラフマニノフは音楽を書いたのだし わたしは音楽を聴きたい どなたかも書いておられたが 同時期に聴いた”ラフ3”がそれだった 自身のピアニズムが前面に出ているからラフマニノフとの対話ができない K.B.のテンポが速いと言われる方があるけれど それは情報量の豊富さと粒立ちを失わない音像の為せる業だ ラフマニノフは作曲ができないと嘆いていた ピアニストは生活の糧で生涯の多くの時間を奪われた 古希まで生きて作品45で止まった だからシンフォニーやコンチェルトには二曲三曲分のアイディアが詰め込まれている 演奏時間を超えて膨満感や過剰感を感じるほど長大な作品になった そして憧憬と哀感がどの作品からも滲み出ることになった K.B.をピアニストではなく音楽家として注目している ご一聴を  

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  • ★★★★★ 

    フォアグラ  |  愛知県  |  不明  |  2017年04月19日

    これは凄い演奏だなあ。レビュアーの皆さんの仰る通りの他では聴けない強烈個性の演奏だ。ただ、速いテンポのテクニックの冴えだけではなく、2番の第2楽章における宝石のようなタッチによる詩情溢れる味わいにも耳を傾けていただきたい。3番では女流にもかかわらず長いほうのカデンツァを弾いているのも素晴らしい。この曲はこのカデンツァじゃないと聴いた気がしないのだ(先日レビューを書いたルガンスキーは短いカデンツァで大きなマイナス)。そして何よりも表現の新しさに充ちていることに感心した。パーヴォ・ヤルヴィの指揮もブニアティシヴィリに刺激されてのフレッシュな表現があり万全以上のパートナーぶりだ。

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  • ★★★★☆ 

    foolaibounoteba  |  東京都  |  不明  |  2017年03月18日

    まず3番から。演奏時間が1楽章16分、2楽章10分、3楽章13分と合計40分程度と短い。テンポも手際よくメリハリが聴いていて、聴きやすく、ことさらに大上段に構えることなく淡々と弾いている。少々1楽章の出足が早すぎではないかと思え、なにかコケそうなテンポで走るので最初ひやひやしたが、でもきらいな演奏ではない。短い演奏で有れば最近死んだコチシュなんかより、よほどたっぷりした音楽だ。甘さを排除したスリムな演奏と言おうか、コンパクトな演奏。細かい音の巧みな扱い、聴かせどころの細やかなフレージングの扱いには手を一切抜かない。だから聴きどころははずさない。抜群のテクニックで弾ききっている。気持ちよくすがすがしい演奏でした。誰の演奏に似ているのだろうと考えたが思い当たらない。 さて2番。同じようにテンポよく1楽章は進んでいきますが、2楽章はかなりゆっくりで抒情的な気分は見事に演出されている。3楽章は少し本来の彼女の性格が反映しているようなところが垣間見れる。ブニアテシヴィリは基本的におてんば娘で、気性の荒さがあると思う。これは時々見られる音の処理とテンポの突然の変化に感じられる。尤もその尻尾は見せまいと努力しているのもよくわかるが、隠しきれない感じ。ブニ様の生演奏がこれからの楽しみです。

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  • ★★★★★ 

    こびと  |  神奈川県  |  不明  |  2017年03月17日

    ブニアティシヴィリは技巧もさることながら表現力が高いと思ってましたが、これは凄い。こんなラフマニノフ今まで聴いたことがない。同じ日に届いていたアムラン版がとても地味におもえてしまう。テンポはそうじて速く勢いもあるが、表情付けも巧みで勢いだけの演奏ではない。千変万化というかやりたい放題というか、これはぜひオススメ。ブニアティシヴィリワールドに驚きと感激である。

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  • ★★★★★ 

    春霞夕霧  |  東京都  |  不明  |  2017年03月16日

    鳥肌ものの演奏です。このようなラフ2・ラフ3の演奏は過ってなかったのではないでしょうか。齢70になろうとする心に、忘れていた感情感覚が蘇えってきて鳥肌が立ちました。かと言って、決して感情的な演奏ではありません。 従来はどちらかというと、アンスネスやコチシュのような知性派のラフ3を好んで聴いていました。その側面からいうとラフ2はあまり積極的に聴くことはありませんでした。ところがこの盤の演奏は、バックのオケの演奏もピアノの演奏も素晴らしく、知性とか感性を感じさせる以前に、(旨く表現できなくて申し訳ないのですが)自然体のまま美しい世界に連れて行ってくれる・・・・ のです。 若手の中では元々好んで聴く奏者でしたが、ここまでの演奏をするとは、期待を大きく上回っていて素晴らしい!!!

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  • ★★★★★ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2017年03月14日

    カティア最初の協奏曲(だけの)アルバムは彼女の中心レパートリーをなす2曲のカップリング。この2曲に期待される「ロシア的憂愁」といったものにはあまり関心のない演奏で、その代わり両曲の華やかなヴィルトゥオーゾ協奏曲としての側面を極限まで追求している。かつてのアルゲリッチ(第3番)や近年ではユジャ・ワンもそうした方向を目指した演奏だったと思うが、ここでのカティアは相変わらず抉りの効いたパーヴォ・ヤルヴィとチェコ・フィル(音色的に派手すぎず、スラヴ的な色彩がほのかに感じられる)という万全のバックを得て、しかもセッション録音であるので、彼女の天馬空を行くようなピアニズムを心ゆくまで発揮している。曲の性格上、第2番の方は少しおとなしめだが、それでも第3楽章は冒頭のピアノの出のパッセージから技巧の冴えを見せつける。名高い第2主題は美しく歌うが、第1主題部はかなり速い。第3番は一段と躁状態の演奏。2011年ヴェルビエ音楽祭での猛烈な演奏がネット上にあって(NHK-BSで放送されたこともある)、まああれはライヴだから特別と思っていたが、あれ以上だったのにはぶったまげた。しかも今の彼女の技術的精度はあの時とは比べ物にならない。ノーカット演奏、第1楽章ではユジャ・ワンと違って「大カデンツァ」を選択しているにも関わらず、演奏時間が39分を切っているのは驚異だ。早くも第1楽章から「マ・ノン・タント」はほぼ無視、ずいぶんテンポが速い。カデンツァもさることながら、その前の展開部の盛り上がりが強烈。第2楽章冒頭はしっかり「アダージョ」だが、中間部やワルツのエピソードでは思いっきりテンポが上がる。そして終楽章は予想通りの快速テンポでぶっ飛ばす。最後の短いカデンツァ前の加速から、曲尾までの凄まじい盛り上がりは、まさしく壮絶。

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