『アパラチアの春』『聞け! 汝ら!』 レナード・スラトキン&デトロイト交響楽団
商品ユーザレビュー
-
(1 件)
-
(0 件)
-
(0 件)
-
(0 件)
-
(0 件)
検索結果:1件中1件から1件まで表示
-
Tan2 | 神奈川県 | 不明 | 2021年02月26日
「アパラチアの春」は、バレエのために13人の演奏者用に作曲した「初演版」(1944)を、作曲者自身が翌1945年に2管編成オーケストラ用の演奏会用組曲に編曲して、一躍コープランドの代表作となった。一般にはこの組曲の形で演奏されることが多い。このスラトキンの演奏は、「バレエ全曲」とあるように、組曲版で削除した初演版も含めて1956年に大編成のオーケストラ用に編曲したもの(?)を用いている。そのため、通常の組曲版では25分程度の演奏時間なのに対して 37 分超である。(演奏の版についてはブックレットにも一切記載なし) シェーカー教徒の聖歌である「シンプルギフト」の変奏曲から終曲に至る間に初演版にあった何曲かが挿入されるとともに、「シンプルギフト」の変奏曲の構成や順序も入れ替わっている。初演版どおりではなく、組曲版に近いがそれとも違うようである。 この版での演奏は他にはほとんど見かけない。 演奏は、編成が大きい分充実した響きで、スラトキンの指揮できびきび颯爽としたものである。 「アパラチアの春」を聞きなじんだ方も、一度聞いてみてはいかが? 「聞け!汝ら!」は1934年のバレエ用の作品で、演奏されることはめったにないので、これも貴重な録音といえる。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに 共感する
検索結果:1件中1件から1件まで表示