モーツァルト(1756-1791)

CD Serenade.6, 7: Koopman / Amsterdam Baroque O

Serenade.6, 7: Koopman / Amsterdam Baroque O

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  • ★★★★★ 

    しばいぬ  |  京都府  |  不明  |  2017年05月17日

    コープマンはその風貌が災いしてか、元気だけが取り柄のおバカさんのように評価されることがある。実際、はしゃぎすぎで落ち着きのない演奏も少なくないから仕方のない面もあるのだが、しかしこの人、ときに驚異的に美しい演奏をしていたりするので、まったく侮れない指揮者なのである。私はハフナー・セレナードの第6楽章アンダンテを溺愛していて、モーツァルト全作品中でも5本の指に入れたいほどなのだが(同じような評価を与える人を他で見たことがないのがホントに不思議なくらい)、この最高のアンダンテを最高に美しく演奏しているのが、ヴァント&バイエルン放送響(1982年)とコープマンなのである。コープマンによるこのアンダンテ演奏は、私には「幸せ」とは何かを音で語っているように聴こえる。これ以上はなかろうという無上の幸福感。そして、それがけっして永続することはないと知っているがゆえの透明な哀しさがないまぜとなった絶美の歌。モーツァルトを聴くことの醍醐味がこの8分半の時間に凝縮されている。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2013年10月15日

    本盤はバッハ等バロック音楽において古楽器を使ってノン・ビブラート奏法により手兵アムステルダム・バロックOを振って演奏活動して来たトン・コープマンが44歳の頃の1988年モーツァルト作品に対しても同じアプローチにより収録したもので主体は祝典用セレナードK250「ハフナー」(演奏タイム@9’47A9’47B3’43C9’15D5’25E8’43F5’11G8’19)であります。この曲はセレナードと言ってもタイムメモの様にトータル一時間を要するもので第1楽章スタートからやや忙しく動き回るところから最終楽章祝典ムードでの高潮して〆に到る間各楽章で短調挿入とかVソロの挿入とか変化に富んだ作品であり、コープマンは持ち前の生気溢れるタッチで艶やかに如何にも彼らしく音を弾ませバロック的なフレージングも当然加味して次々と曲を進めて行きます。ただ私は彼の演奏に対してその特徴であるチョコチョコした「軽々しさ」がどうも気になって仕方ないケースが多く本モーツァルトも何かビジネスライクに聞えてしまう時がありました。それでもカデンツァ的なVソロやホルンは逆に淡々と押し付けがましくなく、ティンパニーの扱いも結構決まっていて野外効果万全の印象は受けました・・・このティンパニーのアクセント的扱いはK239セレナード「セレナータ・ノットゥルナ」(同@4’05A3’50B5’10)でも聴けました。「ハフナー」セレナードにおいては、そういう事でもう少し全体としての伸びやかさも欲しいとは思いましたが贅沢なのかも知れません。併録の行進曲K249(同3’59)は勝負が早いだけにこんなものでしょう。彼も「エラート」レーベルから自主レーベルへと替わってある程度年数が経ち微妙な時期なのかも知れませんね。本盤は素晴らしいランクとしておきましょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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  • ★★★★★ 

    アーノンクール  |  岡山県  |  不明  |  2011年10月06日

    コープマンのセレナータ・ノットゥルナをまだ聴いていない方には、自信を持ってお薦めします。豊富な装飾音を加えたティンパニのソロが大活躍、唖然とする素晴らしさです。必聴盤!!

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  • ★★★☆☆ 

    小笠  |  茨城県  |  不明  |  2010年08月31日

    流麗さや透明感、躍動感や切れ味もそれなりにあっていい演奏だと思うのだが、どうしてもピッチの低さによる違和感が拭えない。これはコープマンの古典派演奏の多くに言えることだが。

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