第1次世界大戦の苦悩から生まれたチェロ協奏曲集 イッサーリス、ベルリン・ドイツ交響楽団、タピオラ・シンフォニエッタ
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2018年04月25日
タイトル”戦争の影に”の戦争は第一次世界大戦を指すと言う プロッホの”シェロモ”は戦時中に書かれている 当に戦争の影の中にあって心的影響を受けないはずがない ソロモン王を題材としたヘブライ音楽と解説されてきたから 戦争協奏曲の真影を見失っていた イッサーリスとウルフ&DSOBの激烈な演奏に接して唖然とした ブリッジの”オレイション”は単に演説・式辞ではなく”a funeral oration”=弔辞である 戦後10年を経ても戦禍に消えた霊に呼びかけずにはいられない魂の声を聴く チェロが泣いている ブリテンの師ブリッジの作品を聴く機会は極めて少ない もっと光を当てなければいけない作曲家だ 深い共感に裏打ちされた演奏に胸を突かれない人があろうか そして今世紀の作品が登場する ほぼ一世紀前の戦争を題材としたハフの”孤独の荒野”だ 戦時にリードが書いた詩から着想された作品 ある意味最も客観的で普遍的な戦争音楽と言える 同時に記号的で有り抽象的でもある しかし存外シンプルな構成で端的に主張が聞こえるとも言える 朋よ聴け あなたも如何3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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