『神々の黄昏』全曲 ルパージュ演出、ルイージ&メトロポリタン歌劇場、ヴォイト、J.H.モリス、他(2012 ステレオ)(2DVD)
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ドンナー | 神奈川県 | 不明 | 2013年03月17日
メトの四半世紀振りの新演出として話題となったもの。ルパージュの演出は、奇をてらったものではなく、この「リング」最終夜の作品を、期待どおりに楽しませてくれる。歌手はワルトラウト役ながら、やはりヴァルトラウト・マイアーが圧倒的に貫禄がある。デボラ・ヴォイトのブリュンヒルデは、ジークフリートを愛し、そして憎む人間的アプローチでこれはこれで親近感がある。代役としてデビューしたジェイ・ハンター・モリスに対しては、声量不足や往年のテノールのような圧倒的は迫力がないといった評価を聞くが、映像作品として観る分にはまったく不満はない。ブルー・レイ時代の「リング」の決定盤として、広く親しまれることだろう。敢えて言えば、ユニバーサル系にありがちな日本語対訳なしは、ここでもマイナスだろうか。日本のユニバーサルも最近は、新作のDVD、BDを発売しないが、クラシックの映像作品は日本では売れないからなのか、残念である。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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