フランク:交響曲、フォーレ:レクィエム(1950年録音)、モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番、他 クリュイタンス指揮、ハスキル、他(4CD)
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mari夫 | 東京都 | 不明 | 2014年06月17日
もうひとつの10枚組と同じくクリュイタンスのモノラル時代の演奏をおさめたアルバムで、同様に聞きごたえがある素晴らしい内容。ハスキルとのモーツアルトとドビュッシーは重複するが、前者は10組の疑似ステレオとは違い、しっかりしたモノの復刻で、ハスキルの明瞭なタッチの意外による剛健なモーツアルトが堪能出来る。ドビュッシーは殆ど同じだがこっちのほうが少し音がいいかな?あとは別の内容だし、フランクやビゼー、ダンディなんかはステレオの再吹き込みのない曲目。活力と詩情に満ちた演奏もまことに見事という他はない。フォーレも少し国際色を強めすぎた新録音よりこっちを推す人が多い事は周知の事実。ラヴェルは10枚組のは何故か音が悪かったが、こっちのダフニスとクープランの墓は吹き込みは同じ時期なのにずっと良い。新録音を措いてとは言わないが、生気に満ちた名演奏であることは誰も否定しないだろう。一推しである。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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KobaJun | 宮城県 | 不明 | 2010年10月13日
すべて1950年代前半の録音ながら、聴きやすい。演奏者の顔ぶれを見て、フォーレのレクイエムだけが「弱いか?!」と感じるが、フルネやコルボ、クリヴィヌといった人たちの演奏を聴いてしまった今となっては特に男声、女声各パートの不安定さが気になる。しかし、それ以外はクリュイタンスらしい明晰な構成のもと、後年のパリ音楽院管弦楽団のとの演奏と比べて、キビキビとしたテンポの演奏が繰り広げられる。ビゼーの交響曲などは各楽章ともニュアンスの表現に富み、実に楽しめる。この曲はこんなにも表情豊かな曲だったか、と驚くばかり。クリュイタンスが62歳という若さで逝ってしまったことが、今さらながら悔やまれてならない。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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