『アッティラ』全曲 ムーティ&スカラ座、レイミー、ステューダー、他(1989 ステレオ)(2CD)
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天然芝 | 秋田県 | 不明 | 2010年11月25日
ムーティが「円熟」を感じ始めさせた頃の名盤。ヴェルディ初期作品の持つエネルギーを存分に沸き立たせながら、上滑りすることがない会心の出来栄え。 歌手もどこかバスティアニーニを思わせるザンカナロがハイバリトンの魅力全開、レイミーの粗野なタイトルロールもいい。ステューダーもこの頃が声の盛りであったろうか、細身ながら鋭いオダベッラにふさわしい声の持ち主であった(近年復活したそうだが)、シコフはちょっと役柄が違うような気がするが健闘しているとは思う。 ムーティがスカラ座を去って暫く経つが、こうしたヴェルディ初期の作品の魅力を我々に伝えてくれる次代の指揮者は現れるのだろうか・・・・1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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