シンフォニエッタ『ラ・ホヤ』、コンチェルト・グロッソ 、他 ハーラ、イジコフスキー、クカル&プラハ室内管
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ブルノのおっさん | 北海道 | 不明 | 2012年08月05日
CDに収録されている3つの作品は、どれもあまり録音の多くない、珍しいものです。演奏者も大変充実していて、文句なしです。マルチヌーといえば、交響曲やバレエ(特に「調理場のレビュー」)などが有名ですが、このような比較的小編成の作品にこそ、彼の新古典主義音楽の神髄があるといってもよいでしょう。最初に聴く「シンフォニエッタ・ラ・ホッジャ」は、ピアノを中心に、室内オーケストラの様々な楽器が活躍します。小編成のわりには、壮大で、マルチヌーらしい茶目っ気あふれる楽しい作品です。次に聴く「トッカータと2つのカンツォン」は、全体的に暗い雰囲気に覆われた作品。重々しいピアノとオーケストラの迫力を味わってみてください。最後の「コンチェルト・グロッソ」は、他にもビエロフラーヴェクやホグウッドなどによる録音もあり、これら3作品のなかで最もメジャーだと思われます。冒頭から各楽器が縦横無尽に活躍、一気にフィナーレまで流れをもっていくような、ダイナミックな曲です。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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