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メンデルスゾーン(1809-1847)

CD 弦楽五重奏曲第1番、第2番 ファイン・アーツ四重奏団、ロッシ

弦楽五重奏曲第1番、第2番 ファイン・アーツ四重奏団、ロッシ

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  • ★★★☆☆ 

    北の旅人  |  東京都  |  不明  |  2023年10月21日

    ファイン・アーツ達の演奏は、明確なカリっとした線で輪郭を描き、造形を刻んでいくような演奏で、立体感の出た、そびえ立つような和声をし、小気味良いテンポでキビキビと進められて行きます。 その和声は、透明感があり、見渡しが良く感じられます。 また、各声部は、案外音が軽く、運動性を感じさせ、分離良く活発に動き回ります。 しかし、内面の表出を抑えたドライな表現をしており、音から意志は感じられません。 五つの線はバランスが良く、多声的な個所では特に威力を発揮しますが、お互いの音を感じ合いながら演奏しているようには感じられません。 綺麗な建物が建っており、そこに明るい光が射し込み、爽やかな風が通っているような透き通った空間が目に浮かんでくるのですが、その空間には、光と風を通じて世界の豊かさを感じている、メンデルスゾーンの心が感じられません。 私は、メンデルスゾーンの事を「表面的な美しさだけの作曲家」とは思っていないので、(むしろ、美しい精神を湛えた作品を書く作曲家だと思っているので)、満足できませんでした。

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  • ★★★★★ 

    風信子  |  茨城県  |  不明  |  2018年11月06日

    第2番に深い感銘を受けた メンデルスゾーンが天分のうちに持ち短い生涯をかけて研ぎ澄ました音楽形式の典型が簡潔な表現法によって示されている わたしがメンデルスゾーンを聴きたいと思う時 はじめにAllegro vivaceがある メンデルスゾーンといえば先ずこれ 明るく快速で駆け抜けるソノリティを求める ここにも始めと終わりにこれがある そして速くないスケルツォ 静かだが重くない緩徐楽章 この個性を愛す しかも五重奏でありながら実質Trioのラインで構成されている簡素さも彼の音楽の資質と骨格だけを見せて潔い なんと美しい魂と生き様か 何故だろう涙が止まらない 十代で書かれた第1番は溢れ出る楽想をいっぱいに詰め込んだ若々しさに微笑む 豊かな心が向かう果てない旅路がもう祝福を受けているようだ 闊歩する歓びとついてくる影の寂しさを併せ持つ音楽は真実の言葉となって人の心を打つ それにしても面白い はじめ緩徐楽章を持たず中間楽章をメヌエットとスケルツォが占めていたとは さもありなんと肯き微笑む あなたも如何

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  • ★★★★☆ 

    lightnin  |  青森県  |  不明  |  2015年06月23日

     愛らしいメロディー、厚いハーモニー、軽快なリズム、どれをとってもメンデルスゾーンらしさを感じることができます。6つの弦楽四重奏曲も大好きですが、この2曲もその延長線上にあります。演奏も素晴らしいと思います。録音も各楽器の音がはっきりしていていいのですが、私の再生装置のせいか、楽器が横並びという感じがします。もう少し全体の音場としての奥行や広がりが感じられればいい演奏がさらに引き立つのかなと思います。この曲のラルキブデリの演奏のCDを聴くと、チェロが低音で支えている音場でビオラとヴァイオリンがアンサンブルを演じているという感じです。どちらかというとそちらのほうが好きです。

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  • ★★★★★ 

    SeaCrow  |  東京都  |  不明  |  2008年08月19日

    骨太な芸風が持ち味のファイン・アーツQが、五重奏となることでさらにパワーアップしている感があります。全曲を通して素晴らしく生気に満ち溢れ、「イタリア」交響曲に通じる爽快感、疾走感を存分に味わえました。録音もオンマイク傾向の優秀録音。メンデルスゾーンの室内楽は本当に名品揃いですねえ。

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