淳メーカー  |  愛知県  |  不明  |  2012年01月21日

壮麗な音塊、それがウォルトンの１番の印象です。それをもっとも理想的に表現しているのが、このプレヴィン盤だと思います。下手をすると、とりとめのない音塊が４０分続き、やっと壮大なコーダということになりかねませんが、プレヴィンの演奏はその音塊を非常に聴きやすくしてくれています。聴きやすい音楽はウォルトンではない、晦渋の表現こそウォルトンだという方には不向きかと思いますが。併録は定番の有名行進曲が２曲。ここでもプレヴィンの解釈に隙はない。

 

Pianist  |  Tokyo  |  不明  |  2006年05月02日

交響曲はさておき、マーチ「宝玉と王の杖」が素晴らしい演奏です。このマーチ、余り知られてないような気がしますが、ウォルトンの魅力が良い意味での通俗性と共に、最高のポピュラリティを持たされています。イギリスの王室の為の作曲ですが1930年代のもうひとつのマーチは退屈な作品なものの、この「杖」は中間部の美しいメロディー、最後の全合奏で力強くそのテーマが繰り返される所など、何度聴いても最高です。この曲の録音を他にも色々聴き漁りましたが、このプレヴィン盤が最高です。ウォルトン生誕80年記念コンサートのDVD化を望んでいます

 

heavenly  |  福井県  |  不明  |  2004年12月18日

ウォルトンの交響曲もマーチも、このディスクで初めて聴きましたが、上品かつダイナミックな音色と演奏で、すっかり魅了されました。