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デュリュフレ (1902-1986)

CD "Requiem: Corboz / Colonne Concerts.o & Cho, Berganza, Van Dam"

"Requiem: Corboz / Colonne Concerts.o & Cho, Berganza, Van Dam"

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2012年08月09日

    先の長野県の方のレビューに語り尽くされておりますね。M.コルボは宗教曲中心に収録活動を行っていますが本盤はデュリュフレというオルガニスト兼作曲家による1947年作の「レクイエム」(因みに初演はP.バレー指揮)を1984年演奏したライブ録音盤(当時コルボ50歳)でもうこの曲の名盤のポジションを得ているのではないのでしょうか。僅か約六十年ほど前の作品ながらマァ保守的というか導入部その他でのグレゴリオ聖歌旋律の引用と共に私たちにとってはあの先陣フォーレの「レクイエム」経験をたどりつつ、デュリュフレの洗練された技法により実に慈愛・優しさに満ちたものに仕上がっており更にコルボの他の宗教曲同様心の襞に染み込んでくるようなアプローチが「癒し」へと導いてくれます。演奏タイムは9楽章ほぼ切れ目なく進めてトータル40’15となっておりこの曲に特に伴奏面で三種類あると言われる版の内、勿論伴奏がオーケストラ版で当該オーケストラはコロンヌO、オルガンはP.コルボ(41歳)、合唱はコロンヌCOそして独唱者はT.ベルガンサ(MS,48歳)とJv.ダム(B,44歳)といった概要であります。この曲は通常「レクイエム」と異なって「ディエス・イレ・・・怒りの日」が曲付けされていないだけ全体として安らぎ、敬虔な祈りカラー色に満ちたものでスタート「イントロイトゥス・・・入祭唱」から清澄な合唱とオルガンの世界を展開してくれますがそれでも「オッフェルトリウム・・・ 奉献唱主イエス・キリスト」 での管打楽器サポートによる力強い合唱後のしっかりしたバリトン独唱は印象的であります。ややライブ故の残響気味でも「ピエ・イエス・・・主イエスよ」での僅かな出番のメゾソプラノも素晴らしいですね。そして最終コーナー「イン・パラディスム・・・楽園」での落ち着いた運びは正にコルボの真骨頂・・・洗練された緻密さでこの曲を閉じます。現代曲でも一聴の価値ある作品であり演奏でもありましょう。併録のグレゴリオ聖歌モテット(1985年録音、J.スーリッス/パリ・アウディテ・ノヴァ声楽アンサンブル、4曲トータルタイム7’10)は聴いておりませんので★一つ保留しておきます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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    カヌー小僧  |  長野県  |  不明  |  2009年10月12日

    昔,レコ芸に掲載された広告で「あまりに美しすぎる演奏」といったキャッチコピーで宣伝され,それにつられて購入した。確かこの作品の国内初アルバムではなかっただろうか。フォーレのそれを範にした作品と言われることが多いが,現代風なハーモニーが心を離さず,一瞬にして虜になった。スコアまで取り寄せ,そのハーモニーの構成を調べたが,やはり彼にしかできない作品であることは間違いない。グレゴリオ聖歌を基調に変拍子と気づかないような細工までして聴く側に違和感をまったく残さない手法はさすがだ。今聴いてもあの頃の感動がわき起こる。心癒されたいときに静かに耳を傾ける作品だ。合唱作品を振らせたら当時最高と言われたコルボの細部にまでわたったこだわりと,それに機敏に反応しているコロンヌ響,ラテンっぽくならず,粛々と歌うベルガンサとヴァン・ダムの歌もすばらしい。

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