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CD ドレスデン聖十字架合唱団 名演集(10CD)

ドレスデン聖十字架合唱団 名演集(10CD)

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2012年05月04日

    本盤は聖トーマス教会合唱団と肩を並べる13世紀以来の歴史を誇るドレスデン十字架合唱団の演奏録音集で幾分資料的な位置づけもあると思いました。ドレスデン十字架合唱団と言えばH・シュッツの演奏で殊に名匠R・マウエルスベルガーの後を継いだM・フレーミヒの指揮したものが有名であり本盤にも含まれております。私はこのシュッツの演奏分は聴いてはおりませんが本盤に同じくファイリングされたバッハの小ミサ曲をLPベースで愛聴しており、もう今ではその名も忘れかけられているフレーミヒの演奏芸術の感触を本盤レビュー欄においてお伝えしておきたいと思います。本盤では曲としては私たちに比較的身近なものとして代表的な曲と思われるこれら四曲のミサ曲は何れも合唱「キリエ」と五楽章(前後合唱)の「グローリア」から各々成り立ち曲自体は殆どがいろんなカンタータ曲からの巧みな転用となっております。本演奏は1972年、フレーミヒ59歳の時オーケストラDPOを指揮した録音で独唱者でドレスデン十字架合唱団出身のP.シュライヤー(T)37歳、T.アタ゜ム(B)が46歳それに女性陣はL..クラーマー(S)35歳、A.ブルマイスター(A)が44歳とベテラン揃いです。どのミサ曲も合唱「キリエ」から入るのですが先ず気負いがなく美しい旋律線に沿っての大変ソフトなしっとり感が印象的です。マァ、自分達に染込んだ素朴さが自然に発露しその瑞々しく透明感溢れる演奏はじっくり聴く者を引き付けます。曲の性格上も有りリヒターの様な緊張した世界とは別の次元を極めた演奏です。どうしてもミサ曲というとカトリック音楽絡みなのでカンタータの様に合間に「語り」が入らず次々曲が展開され息詰まりを感じる場合があるのですが本演奏はそうした事は皆無・・・私自身クリスチャンでも何でもありません。なお、各曲演奏トータルタイムをメモしておきますね。BWV233(27’55)、BWV234(32’45)、BWV235(30’30)、BWV236(28’05)。評価としてはフレーミヒ演奏のバッハ「小ミサ曲」しか聴いておりませんが本盤代表選手として素晴らしいランクにしておきましょう。。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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