Violin Concerto: Kremer(Vn)Dohnanyi / Vpo +schnittke: Concerto Grosso, 5,
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風とライオン | ZIMBABWE | 不明 | 22/December/2017
クレーメルにドホナーニにウィーンフィルと、およそフィリップ・グラスには似つかわしくなさそうな演奏家・オーケストラの組み合わせだが、これが奇跡的にマッチして素晴らしい演奏になっている。形式的には3楽章の古典的なヴァイオリン協奏曲だが中味は完全なミニマル音楽で同じ音型の繰り返しを聴く内に陶酔的になる。この録音は何時聴いたか分からないくらい繰り返し聴いてるが聴く度に熱い感動が蘇ってくる。シュニトケの合奏協奏曲は僕にはつまらないがまあ聴く人によるか。このカップリングの盤は今はLPだけで、CDは同じ作曲家の特に面白みのないヒーロー・シンフォニーとのカップリングしかないのは残念。ユニヴァーサルの廉価シリーズとかで再発売して欲しい。0 people agree with this review
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テリーヌ | 兵庫県 | 不明 | 07/July/2017
グラスのヴァイオリン協奏曲は心躍る曲でした。ビバルディの四季にも通じるような音楽の原点が見えるような気がします。今までグラス作品をそれほど多くは聴いてこなかったので、老後はどんどん発掘していきたいと思います。1 people agree with this review
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sunny | 兵庫県 | 不明 | 15/May/2013
才人クレーメルが、グラス、シュニトケと言う、東西、アメリカとソ連の20世紀音楽家の作品を取り上げた、クレーメルらしいCD。クレーメルと言う人は、かつては、怖ろしく集中力の高いバッハの録音、バーンスタイン、カラヤンとも共演、アーノンクールと古楽的演奏、又、マイスキー、アルヘリッチらとの室内楽で、クラシックスター街道を歩む一方、旧ソ連の社会の抑圧の中で作品を生み出したシュニトケ、ぺルトらを紹介、パガニーニだってやる、ナチスで非業の死を遂げたチェコのシュルホフ、或いは、ピアソラや、アダムス、このグラスなど、アルゼンチンや、アメリカの新しい作品も演奏する。自国バルト3国の若者と、クレメルタ・バルティカを結成、ロッケンハウス音楽祭等で、若者、友人とともに演奏、次代の音楽に布石も打っている。使命感を持って、音楽と人間の孤独、悲痛、暗闇、社会との関わりにまで考えさせてくれる稀有のアーティスト。ここでは、グラスの、2楽章に、途轍もない暗さの持つミニマルの傑作、癒される協奏曲(’87年)を、遂にウィーンフィルで、初演者ドホナーニとともに演奏。シュニトケは、クレーメル大活躍の先端と古典、苦渋と祈り、併せ持つ(’91年)。こちらも初演したドホナーニとともに、オケをウィーンフィルの変えての’91年ほやほやだったライヴ録音。1 people agree with this review
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うーつん | 東京都 | 不明 | 16/February/2013
グラスの協奏曲が特にくせになる。グラスの曲はこれしか持っていないが、同じような曲想が微妙な変化していく。クレーメルにかかると妖しい雰囲気、快活な雰囲気などがコロコロ現れては消えていく様子が愉しい。0 people agree with this review
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