トップ > 音楽CD・DVD > クラシック > シューマン、ロベルト(1810-1856) > 交響曲全集、『マンフレッド』序曲、他 パウル・クレツキ&イスラエル・フィル(2CD)

シューマン、ロベルト(1810-1856)

CD 交響曲全集、『マンフレッド』序曲、他 パウル・クレツキ&イスラエル・フィル(2CD)

交響曲全集、『マンフレッド』序曲、他 パウル・クレツキ&イスラエル・フィル(2CD)

商品ユーザレビュー

  • ★★★★★ 
    (2 件)
  • ★★★★☆ 
    (1 件)
  • ★★★☆☆ 
    (0 件)
  • ★★☆☆☆ 
    (0 件)
  • ★☆☆☆☆ 
    (0 件)

レビューを書いてみませんか?

レビューを書く

検索結果:3件中1件から3件まで表示

  • ★★★★★ 

    フォアグラ  |  愛知県  |  不明  |  2021年02月21日

    モノながらワーナーのリマスタリングは良好で聴きやすい音。50年代だからスコア改変はあるが、セルのような酷いことはなく許容範囲。いや、なによりも名演だ。クレンペラー、バーンスタイン、バレンボイム等ユダヤ系指揮者のシューマンへの共感の深さはなんなのだろう。非ユダヤ系のサヴァリッシュ、スイトナー、クーベリックらは客観的で前期ロマン派のスタイル内での演奏なのだが、ユダヤ系の指揮者はそこから一歩踏み込んでシューマンの心象風景に迫ろうとする人が多く、クレツキもまさにそうした方向。ときに極めて濃厚な表情を付けるし感情が爆発する部分もある。クレツキを即物主義の指揮者だと思っている方はびっくりされるかもしれない。イスラエル・フィルも全力で演奏しており実に熱い熱いシューマンになっている。実質交響曲である「序曲、スケルツォとフィナーレ」も含まれ全集としての価値は損なわれていない。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    ルートヴィッヒ  |  大阪府  |  不明  |  2013年07月12日

    恐らくはLPからの板起こしされたCDだと思うが、針音などはあまり気にならなかった。それ以上にクレツキのオーケストラから引き出す音がまるでフルトヴェングラーとベルリンフィルのような音に似通っていたことに驚かされた。まさに血の通った生き物を感じるようなゾクゾク感があった。さすがはフルトヴェングラーの薫陶を受けた指揮者だと思った。特に第2番のまるで生きた蛇が動き回るような感じはフルトヴェングラーが指揮したらこのような演奏になるのだろうと感服した。このような名指揮者があまり日の目を見なかったのは残念で仕方がないし、今後はリバイバルして多くの眠れる録音が発見されリリースされることを祈る。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★☆ 

    eroicka  |  不明  |  不明  |  2009年09月04日

    かなり長い間廃盤だったものだが、50年代後半はシューマンの交響曲全集ならこれ、という位置づけだったらしいセットだ(と、いうか1番や3番、4番など好きな曲を録音しても、全集に挑戦する指揮者は当時少なかったようだ)。中古LP店で第一番だけは入手したことがあるが、このようなCDで「珍品」が全部そろうのはありがたい。一見、端正そうな表現の中に大胆なアゴーギクもあり、生き生きした演奏だ。音源はEMI所蔵のテープではなく板おこしかも知れない。特に4番はひずみが目立つなど、音質面では惜しまれる。クレツキにはモノラル期、メンデルスゾーンの3番も録音しており、そちらも復活してほしい。いずれにせよマニア向きアイテムなので、興味ある人は早めの入手を勧める。クレツキは後年ステレオでベートーヴェン交響曲全集やマーラーの巨人(ウィーンフィル)や大地の歌なども残しているので、興味のある方にはそちらもお勧めする。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

検索結果:3件中1件から3件まで表示