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モーツァルト(1756-1791)

CD 『魔笛』全曲 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー&ウィーン・フィル、イルムガルト・ゼーフリート、アントン・デルモータ、他(1951 モノラル)(3CD)

『魔笛』全曲 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー&ウィーン・フィル、イルムガルト・ゼーフリート、アントン・デルモータ、他(1951 モノラル)(3CD)

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    銀蛇亭  |  福島県  |  不明  |  2020年10月17日

    いわゆる“三大巨匠”によるモーツァルト・オペラでは、唯一この《魔笛》だけが三者三様に残されていますが、フルトヴェングラーによる当51年盤が圧倒的で、モーツァルティアンの評判は今ひとつながら、《魔笛》演奏史上に残る記念碑的な演奏。複数あるワルターの《魔笛》も重要ですが、メトロポリタン歌劇場ゆえの英語歌唱であることが瑕疵。フルトヴェングラーの《魔笛》は、初年度の49年盤(仏TAHRA盤が最良)と50年盤(第2幕抜粋)もありますが(すべてザルツブルク音楽祭ライヴ)、個人的には最後の51年盤が演奏・配役ともども、また劇場的感興を含め大いに好みです。今回のKING盤は、解説にあるようにDISCOS制作による伊CETRA盤の音源のデジタル・リマスタリング盤。「こんなに良い音で入っていたとは!…音質は鮮明かつ明瞭!」との謳い文句につられ購入してみましたが、すでにCETRA盤LPを御所持の向きは、CDでも簡便に聴きたい方を除いて買わなくともよいと思います。さらに、かつてANFコーポレーションが輸入し、WAVEが日本語解説を附して販売した、1987年制作になる伊FOYER盤CDをお持ちであれば、その方が音質はずっと生々しく優れています。ただし、このFOYER盤の唯一の欠点は、第2幕最後の拍手をバッサリとカットしてしまっていることで、これは最後の最後だけに感興が削がれます。今回のKING盤は、音量不安定な箇所が散見されたり、拍手や台詞の編集が目立ったりし、第1幕最後の拍手に編集の痕跡が聞かれるのも残念ですが、第2幕最後の拍手は短いながら収められています。音質も多少疑似ステレオ感がなきにしもあらずのFOYER盤(ARKADIA盤のあざとさではありませんが)よりも素直であるとはいえ、FOYER盤が入手困難な場合は代替品になるかと。もっとも元々この51年《魔笛》は音が良い方なので、EMI国内盤でも割合しっかりした音質だと思います。

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