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CD ルドルフ・ゼルキン・エディション(9CD)

ルドルフ・ゼルキン・エディション(9CD)

商品ユーザレビュー

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    saitaman  |  埼玉県  |  不明  |  2023年10月15日

    9枚のうち7枚がモーツァルトのピアノ協奏曲。いかにも老境のピアニストの演奏という感じで、優しく、ゆっくりめで、穏やかな演奏である。35歳の若さで亡くなっている作曲家の作品の演奏がこれでいいのかという疑問は多少あるような気はするが、これはこれで個性的である。特筆すべきは、アバドとロンドン交響楽団の素晴らしいサポート力である。ゼルキンのスタイルにしっかり合わせてソリストを引き立てながら、確かな合奏力で立体的な演奏に仕上げている。このピアノ協奏曲の録音は間違いなく指揮者とオーケストラで2段階くらい引き上げられている。ベートーヴェンのピアノソナタはライブ録音だが、晩年のソナタにふさわしい演奏で、曲と演奏スタイルとの合致ということでいくとモーツァルトよりこちらの方がしっくりくる。ブラームスはどちらかというとチェロのロストロポーヴィチが主役でロマン派の渋い名曲にふさわしい演奏である。録音はいずれも良好。

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  • ★★★★★ 

    チバリスト  |  千葉県  |  不明  |  2021年07月15日

    ゼルキンは大好きなピアニストの一人です。 演奏に嘘が無い。 真剣に向き合っている姿勢がひしひしと伝わってきます。 モーツァルトはそうした姿勢が出やすい音楽なので、実は演奏するのは難しいと思います。 26番が無いのが残念。 ベートーヴェンも名演です。

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  • ★★★★★ 

    I.O.U  |  北海道  |  不明  |  2021年03月17日

    モーツアルトのピアノ協奏曲はルービンシュタイン、ブレンデル、ペライア、ピレシュとこちらのゼルキンの全集、選集を所有し聴いているが、何れも名演ではあるが聴く頻度から云うと個人的な嗜好が入っているとは思うがゼルキンとピレシュが多い。 ゼルキンとピレシュのモーツアルトのピアノ協奏曲に共通しているのは、指揮者がアバドであることだが、アバドはカラヤンの影にかくれて非常に割を喰っており、過小評価されがちであるが、個人的には特に協奏曲の指揮では素晴らしいバランス感覚を発揮し、ソリストの演奏を最大限に引き立て決して競争曲にはならない点では屈指の指揮者であると思う。 ゼルキンとの組合せでもゼルキンのピアノの魅力を最大限に引き立てた演出をしている。 ゼルキン、アバドともにモーツァルト好きということもあり、演奏コンセプトのベクトルが同じ方向を向いている点で相乗効果が発揮され最高の演奏となっている。

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  • ★★★★☆ 

    Verdi  |  神奈川県  |  不明  |  2021年02月26日

    ルドルフ・ゼルキン。もう亡くなって随分になります。今でも人気のあるピアニスト、なのでしょうか。ちょっと忘れられかけてる人のような気もしますが。というか、元々凄く人気のあるピアニスト、という位置付けではなかったような気がする、というのも言い過ぎでしょうか。私よりも年配の方にはまた違った評価なのかも知れませんが。 で、このゼルキン、アバドとモーツァルトの協奏曲を多く遺しています。その録音を集めたのがこのセットですが、実は、個人的には、1枚だけ入っているベートーヴェンのピアノソナタ。最後のop.109, 110, 111の録音ですが、これが実はいいのです。私にとってのゼルキンはむしろこちら。

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  • ★★★★★ 

    hyogepi  |  新潟県  |  不明  |  2021年02月26日

    モーツァルトのコンチェルトが、全9枚のうち7枚を占め、15曲が収録されている。先のお二人のレビュアーのご指摘と同様で、一つ一つの音に慈しみを込め、慈愛に満ちた演奏がじっくりと繰り広げられており、モーツァルトの世界に浸りきることができる。 私は、早めのテンポの新鮮な古楽系の演奏もよく聴くが、この演奏は、その対極にあるもので、その時々に聴きたい方を、それぞれの在り方に沿って聴けばよく、それも音楽を聴く楽しみの一つであると思う。

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  • ★★★★★ 

    beckology  |  兵庫県  |  不明  |  2020年06月23日

    世にあるモーツァルトのコンチェルトを全て聞いたわけではないですが、このゼルキンとアバドの録音は自分の中では最高のものです。全集に出来なかったのは残念でなりませんが、今回オリジナルジャケットでの発売には感謝しかない。他の方もおっしゃっていますが、天国の音楽とはこういうものだと思います。

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  • ★★★★★ 

    せごびあ  |  愛知県  |  不明  |  2020年06月20日

    ゼルキンが録音したモーツァルト・コンチェルトは既にボックスとして商品化されていたが、それらにベートーヴェンとブラームスを加え、オリジナルジャケットを施しDG録音全集としたもの。モーツァルトはコンチェルト全集を企画していたと思われ、それは果たされることはなかったが、私にとってこれらの録音は宝物のような演奏群であり生涯聴き続ける録音だ。これ以上のモーツァルトは考えられない、天国からの音楽としか思えないほど清らかな演奏です。技術とは、音楽とは何なのかを現代の演奏家に向かって丁寧に説いてくれるような貴重な演奏です。

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