【発売】シュネーベリ/シャルパンティエ:音楽悲劇『ダヴィデとヨナタン』(2CD)

2024年04月01日 (月) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック

シャルパンティエの創作の絶頂期に書かれた『ダヴィデとヨナタン』
ヴェルサイユ・バロック音楽センターのプロダクション


シャルパンティエの宗教的悲劇『ダヴィデとヨナタン』。シャルパンティエというと宗教作品が多く録音されておりますが、モリエールやコルネイユといったパリの人気劇作家達の音楽を担当し、数々の劇音楽作品を残しています。この作品は1688年、イエズス会の大学の学生のために書かれました。ダヴィデとヨナタンの友愛と、残酷な権力争いに翻弄されてゆく姿を描いています。プロローグにはおきまりの王や貴族への讃美はなく、レチタティーヴォやデヴェルティスマンもほぼ見られません。登場人物が織りなすドラマや心理描写のために対位法技法が見事に用いられ、ハーモニーの洗練もあいまって、シャルパンティエの創作の絶頂のひとつといえます。
 これまでにもクリスティら名録音が存在はしておりますが、この録音はフランスのバロック音楽を研究し普及させるための組織「ヴェルサイユ・バロック音楽センター」の肝いりのプロジェクトであることと、当時のイエズス会の状況をふまえて男声(ヨナタンは女性ソプラノ)と児童合唱で歌唱陣を構成しているという点で、他とはまた一線を画した特別なものとなっております。(輸入元情報)

【収録情報】
● シャルパンティエ[1643-1704]:音楽悲劇『ダヴィデとヨナタン』 H.490

 プロローグと5幕からなる音楽悲劇
 台本:フランソワ・ド・ポール・ブルトノー
 追加脚本(語り):アントワーヌ・ゴドー

 ダヴィデ/クレマン・ドゥビューヴル(テノール)
 サウル/ダヴィド・ヴィツァク(バリトン)
 ヨナタン/ナターシャ・ブーシェ(ソプラノ)、他
 オルケストル・レ・トン・プレゾン
 ヴェルサイユ・バロック音楽センター・レ・パージュ&レ・シャントル
 オリヴィエ・シュネーベリ
(音楽監督、指揮)

 録音時期:2021年7月6-9日
 録音場所:ヴェルサイユ宮殿王立歌劇場
 録音方式:ステレオ(デジタル)
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