アルマ四重奏団／コルンゴルト：弦楽四重奏曲第1番、他

無垢なまでに美しく、ときに翳りのある響き
コルンゴルド20代とっておきのロマン派作品2篇

第2番、第3番を収録した第1集に続く、アルマ四重奏団によるコルンゴルドの弦楽四重奏曲全集（全3曲）の第2集。残りの第1番にピアノ五重奏曲をカップリングしています。両曲とも1920年代、作曲家20代半ばに書かれた作品で、無垢なまでの美しさに少しの危うさを混ぜたような後期ロマン薫る豊饒な音楽。
　アルマ四重奏団は2014年結成。コルンゴルドの楽曲はコロナ禍でメンバーが集まって合わせるのも困難な時期に開拓していった新しいレパートリーです。新しいものに集中し力をそそぎ深めていったのがわかる、とても聴き応えのある演奏です。ピアノのエッカルトシュタインもメトネル、スクリャービン、ワーグナー、シューベルト、シューマンといったロマン派・近代を得意とする演奏家なので五重奏曲も非常に完成度の高い録音になっています。（輸入元情報）

【収録情報】
コルンゴルド：
1. 弦楽四重奏曲第1番イ長調 Op.16
2. ピアノ五重奏曲ホ長調 Op.15

　アルマ四重奏団
　セヴェリン・フォン・エッカルトシュタイン（ピアノ：2）

　録音時期：2022年10月22,23,29,30日
　録音場所：ヒルフェルスム、MCOスタジオ
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）