ひとさし指のノクターン 車いすの高校生と東京藝大の挑戦

新井鴎子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784636932461
ISBN 10 : 4636932463
フォーマット
発行年月
2016年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
210p;19

内容詳細

目次 : ■プロローグ: 「ピアノが弾きたい!」 / ■第1章: 障がいとアーツ 〜高校生との出会い〜 / ■第2章: もうひとつの出会い / ■第3章: 対面 / ■第4章: チーム始動! / ■第5章: 革命が起きた! / ■第6章: 透明人間との共演 / ■第7章: 輝く舞台へ / ■第8章: 舞台裏 / ■第9章: 未来の技術、未来の音楽 / ■エピローグ: 新しい始まり……

【著者紹介】
新井鴎子 : 東京藝術大学音楽学部楽理科および作曲科卒業。NHK教育番組の構成で国際エミー賞入選。これまでに『題名のない音楽会』(テレビ朝日)、『読響シンフォニックライブ』(日本テレビ)などの番組、N響、新日本フィルなどのコンサートの構成を手がける。「横浜音祭り」総監督。東京藝術大学特任教授、洗足学園音楽大学客員教授

高橋幸代 : 作曲家。東京藝術大学音楽学部作曲科を経て、同大学院修士課程作曲専攻を首席で修了。学部・大学院修了時にアカンサス音楽賞受賞。Young Euro Classic 2009(ベルリン)にて管弦楽作品が演奏され、ARDドイツ公共放送にてラジオ放送された他、国内外にて委嘱作品を発表。『バチカン図書館の扉』(テレビ東京)のテーマ音楽など、幅広いジャンルの作編曲も手がける。東京藝術大学演奏藝術センター非常勤講師・同COI障がいと表現研究グループ特任助手(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • 宇宙猫 さん

    ★★★★★ ひとさし指しか動かなくても、鍵盤を強く推せなくてもグランドピアノでノクターンを引きたい。障害を持つ高校生の夢を藝大とヤマハが実現する。四人は選ばれたラッキーな子達とも言えるけど、こういうイベントをきっかけに楽器の開発が進み、障害があっても気軽に音楽が楽しめるようになるといいなと思う。

  • けんとまん1007 さん

    読みながら、何度も、涙腺がじんわりとした。ここに関わった人たちの思いが伝わり、そして四人のピアニストの音色が聴こえてくるようだ。改めて、音楽の持つ力、技術は何のためにあるのかなどを考えた。そして、それ以上に、四人の心根のたおやかさに、心が震える。

  • wearex さん

    芸術の表現において、障害がいのあるなしを分ける境界線はどこにあるのか。楽器演奏、中でも難易度が最も高いと思われるのがピアノだと。しかし本著の生徒たちは「ピアノを弾いて自己表現したい。」そこへヤマハの技術がどう寄り添っていったのか。技術が生徒たちの心を開き能力を引き出し、生徒に藝大のアーツと融合させ聴衆に問いかけさせたものは何か。境界線はどこかにうねうねとあり、その先はやがて消えていく線かもしれない。研究書には残らないヤマハの技術開発のウェットな部分に触れて、また未来が明るいと信じられる一冊。

  • trazom さん

    障がいのある4人の高校生が「本物のピアノでノクターンを弾きたい。ピアノのあの音色が好き。指の力で音色が変わるところも大好き」と願う。ヤマハの技術陣が全力を傾ける。演奏に反応する自動伴奏システムやペダル駆動装置を開発し、彼女らに晴れの舞台を飾らせてあげる。人を殺す装置を作って大金持ちになる技術者もいれば、こうして、障がい者たちに寄り添い、夢を叶えるために全身全霊を傾ける技術者もいる。東京藝大でこのプロジェクトを率いてこられた新井・高橋両先生によるこの記録は、ひけらかし自慢するのでなく、謙虚で愛に満ちている。

  • ヤマセミ さん

    障害のある高校生のショパンのノクターンを演奏したいという願いを実現するために奔走した、音楽家と技術者の話。「人に寄り添う技術」から「人の能力を拡張する技術」へ。 どんなに深い豊かな演奏だったことだろう。

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新井鴎子

東京藝術大学音楽学部楽理科および作曲科卒業。NHK音楽教育番組の構成で国際エミー賞入選。これまでに「東急ジルベスターコンサート」「読響シンフォニック・ライブ」「題名のない音楽会」「エンター・ザ・ミュージック」等の番組、コンサートの構成を数多く担当。東京藝大にて障害者を支援するワークショップやデバイス

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