フェスカ：詩篇集、ダンツィ：詩篇128番、他　ベルンハルト・ゲルトナー＆カールスルーエ・バッハ合唱団、カメラータ2000

詩篇集〜フェスカ、ダンツィ

1807年6月8日、ドイツの都市カールスルーエにおいて新しいルター派教会の礎石が置かれ、1816年に教会が完成した暁には盛大な祝賀会が開かれました。そして教会完成から100年を経た2016年、カールスルーエに関わりの深い2人の作曲家、ダンツィとフェスカによる「詩篇」の演奏を行い2つの大切な機会を祝したのです。
　フランツ・ダンツィ[1763-1826]は1812年からカールスルーエ宮廷楽団の音楽監督を務めており、その楽団に在籍していたのがフリードリヒ・エルンスト・フェスカでした。ダンツィの作品はモーツァルトを思わせる18世紀の伝統を受け継ぐ端正な風情をもっていますが、フェスカの作品は華麗で息の長い旋律が朗々と歌われるロマン派寄りの作風。教会の完成までに要した10年間で、音楽の様式が劇的に変化したことを意識させる興味深い選曲です。設立100周年を迎えるカールスルーエ・バッハ合唱団の輝かしい合唱でお楽しみください。（輸入元情報）

【収録情報】
フェスカ：
● 詩篇 103番 Op.26〜独唱、混声合唱とオーケストラのための
● 詩篇 9番 Op.21〜独唱、混声合唱とオーケストラのための

ダンツィ：
● 悲劇への序曲『ヴィオラ』〜ヨーゼフ・フライヘルン・フォン・アウフェンベルクによる
● 詩篇128番 Op.65〜混声合唱とオーケストラのための
● カンタータ『神を讃えよ』〜独唱、混声合唱とオーケストラのための

　ユリア・ゾフィー・ヴァグナー（ソプラノ）
　アンドレア・チューダク（ソプラノ）
　レジーナ・グレーネグレス（アルト）
　ローター・オディニウス（テノール）
　マティアス・ホルン（バス）
　カールスルーエ・バッハ合唱団
　カメラータ2000
　ベルンハルト・ゲルトナー（指揮）

　録音時期：2016年5月15日
　録音場所：カールスルーエ、Evangelische Stadtkirche
　録音方式：ステレオ（デジタル）