ジョスカン・デ・プレ(1450/55-1521)

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CD 輸入盤

ミサ『パンジェ・リングァ』、モテトゥス集 L.ベーメ&ジョスカン・デ・プレ室内合唱団

ジョスカン・デ・プレ(1450/55-1521)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
83345
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Germany
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ジョスカン・デ・プレ:ミサ・パンジェ・リングァ
ジョスカン・デ・プレ室内合唱団


ルネサンス音楽を代表する作曲家のひとりで、フランドル楽派の中心的な人物でもあったジョスカン・デ・プレは、同楽派の特徴でもあるアカペラでのポリフォニーに多くの名作を残しています。
 ジョスカンが最晩年に書いた『ミサ・パンジェ・リングァ』は、グレゴリオ聖歌の『パンジェ・リングァ(いざ歌え、わが舌よ)』の旋律に基づき、対位法を駆使して美しいテクスチュアを織り上げた音楽で、彼の代表作としても知られる傑作。
 演奏のジョスカン・デ・プレ室内合唱団は、1987年にライプツィヒで結成されたドイツの合唱団。これまでに400回以上のコンサートをおこなっているベテラン・グループで、この合唱団を中心に、現在ドイツで開催されている「ジョスカン・プロジェクト」は、すでに高い評価を受けています。
 今回登場するアルバムは、彼らのジョスカンへの熱心な取り組みを、形として残すべくレコーディングされたもので、ジョスカンの名をグループ名に冠した彼らならではの高水準な内容となっており、あたたかく共感に満ちた歌唱が実に魅力的です。
 現在この合唱団の指揮者を務めるルートヴィヒ・ベーメは、1979年生まれのドイツの若手指揮者ですが、聖トーマス教会聖歌隊のメンバーとして歌った後、トーマスカントルのアシスタントを務め、その後、ビラーとコープマンに師事したという経歴の持ち主でもあり、ここでも無理なく自然に合唱を統率して美しい響きを確保しながらも、随所で起伏を示す表現力豊かな指揮ぶりをみせています。
 なお、このアルバムでは、『ミサ・パンジェ・リングァ』の前後にグレゴリオ聖歌の『パンジェ・リングァ』を配して、旋律引用がわかりやすくなっているほか、ほかのモテトゥスと明確に雰囲気を分ける役割も果たしています。(HMV)

【収録情報】
ジョスカン・デ・プレ:
・モテトゥス『おお、乙女の中の乙女よ』[07:01]
・モテトゥス『主の御名がたたえられるように』[02:56]

グレゴリオ聖歌
・『パンジェ・リングァ』[02:50]

ジョスカン・デ・プレ:
・ミサ『パンジェ・リングァ』[29:19]

グレゴリオ聖歌
・『パンジェ・リングァ』[01:15]

ジョスカン・デ・プレ:
・モテトゥス『めでたし、いとも高貴なる創造』[09:48]
・モテトゥス『めでたし、この上なく聖なる処女よ』[03:02]
・モテトゥス『アヴェ・マリア』[02:43]
・モテトゥス『御身ただひとり奇蹟をなす者』[03:03]

 ジョスカン・デ・プレ室内合唱団
 ルートヴィヒ・ベーメ(指揮)

 録音時期:2010年9月23-24日、10月1-3日
 録音方式:デジタル

収録曲   

  • 01. O Virgo Virginum, Motet for 6 Parts
  • 02. Sit Nomen Domini Benedictum, Canon for 10 Parts (Doubtful)
  • 03. Pange Lingua, Hymn
  • 04. Missa 'Pange Lingua,' for 4 Parts: Kyrie
  • 05. Missa 'Pange Lingua,' for 4 Parts: Gloria
  • 06. Missa 'Pange Lingua,' for 4 Parts: Credo
  • 07. Missa 'Pange Lingua,' for 4 Parts: Sanctus
  • 08. Missa 'Pange Lingua,' for 4 Parts: Agnus Dei
  • 09. Pange Lingua, Hymn
  • 10. Ave Nobilissima Creatura/Benedicta Tu, Motet for 6 Parts
  • 11. Ave Sanctissima Virgo, Canon for 5 Parts (Doubtful)
  • 12. Ave Maria... Virgo Serena, Motet for 4 Parts
  • 13. Tu Solus Qui Facis Mirabilia, Motet for 4 Parts

ユーザーレビュー

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タリススコラーズと迷いましたが、Mimiさん...

投稿日:2022/08/22 (月)

タリススコラーズと迷いましたが、Mimiさんの評を読んで、こちらを買いました。 CDはしばらく待ってようやく入手できました。 20名のSingerが参加しています。 Leipzigを中心に活躍している団体と言うことです。 録音が良く、ふくよかな響きにまず感動しました。 清澄な歌声はもちろんですが、鋭くならず、柔らかな印象です。 バランスの良い音作りです。 満足しています。

DSCH さん | 栃木県 | 不明

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Missa Pange Linguaの新録音は久しぶりでし...

投稿日:2011/03/23 (水)

Missa Pange Linguaの新録音は久しぶりでしょうか。このルネサンスを代表するミサ曲は、現在ルネサンス音楽の中で同曲異演盤の比較ができる唯一の曲ではないかと思いますが、初めて聴くKammmerchor Josquin des Prezは、同じく女声を使用するThe Tallis Scholars等と較べて編成がやや多いようで、女声による上声部を中心に各声部が渾然と溶け合う響きを重視した演奏と感じました。個々の声楽家の力量は非常に高いようで、声部が減る部分における清澄さは、ちょっと聴きもの、これだけ響きの美しいMissa Pange Linguaは珍しいかも知れません。一方で各声部間の独立したダイナミックな絡みはやや不明確になる傾向はありますが、これは指揮者の楽曲構成力に起因するかも知れず、それでも一流の再現であることは間違いないでしょう。Pange Lingua以外のMotetは、有名曲はO virgo virginumくらいで、偽作のSit nomen DominiやAve Maria gratia serenaの後半の旋律を誰かが(?)使用したVerbum supernum prodiensなど、Josquin専門の団体らしく、やや凝った選曲ですが、どれも強烈な印象はないものの、堅実で正確な歌唱と思いました。数カ月前にDufay Ensembleの時にも感じたのですが、現在ドイツの古楽合唱団のレベルは本当に素晴らしいですね。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

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