無意識のバイアスを克服する 個人・組織・社会を変えるアプローチ

ジェシカ・ノーデル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309231334
ISBN 10 : 4309231330
フォーマット
出版社
発行年月
2023年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
360p;19

内容詳細

たとえ悪意がなくても、公平に接しているつもりでも、人を差別してしまうことはある。公正でありたいという気持ちと、現に起こっている差別との落差を言い表すために生まれたのが、「無意識のバイアス」という言葉だ。本書の目的は、そんな無意識のバイアスに終止符を打つことだ。

目次 : 1 バイアスを理解する(バイアスの追跡者/ 脳は違いをどう見るか/ 微小なバイアスの重大な帰結)/ 2 思考を書き換える(習慣を断ち切る/ 生死を分ける瞬間/ ロス市警のジグソーパズル)/ 3 新たな場所にとどまる(不完全な人間のためのデザイン/ 多様性の存在証明/ インクルーシブな環境をつくる ほか)

【著者紹介】
ジェシカ・ノーデル : サイエンスライター、科学・文化ジャーナリスト。バイアスと差別の問題に長年取り組み、ニューヨーク・タイムズ、アトランティック、ニュー・リパブリックほか多数の有名メディアに記事を寄稿。初の著書である本書で、王立協会科学図書賞をはじめ数々の賞にノミネートされた。本書は世界経済フォーラムで年間ベストブックに挙げられるなど注目を集め、スタートアップ企業から大学や医療機関まで様々な組織でバイアスの問題を解決するために活用されている。ハーバード大学卒業、ウィスコンシン大学マディソン校修士課程修了。ミネソタ在住

高橋璃子 : 翻訳家。京都大学卒業、ラインワール応用科学大学修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Mipo さん

    人種、性差別、見た目、年齢、権力による暴力などなど、具体的にどれがドンピシャというわけではないが、少しずつ身につまされた。自分がもがいている渦中にあるものが多いけれど、あとがきにあった「私たちの手で次の行動につなげていきましょう」という言葉に励まされる。気になったフレーズは「優位な集団の自己研鑽のために、周縁化されている集団が道具にされては本末転倒」(p192)。ときには知らず知らずに自分が優位な集団になっていることもあるので、心に留めておきたい。

  • Koki Miyachi さん

    いわゆる固定概念や先入観や偏見などをどう取り除くかというハナシ。この本を読むにつけ、逆にその難しさを実感。人間という存在に避けがたく内在する業のようなものなのではないだろうか。

  • b-tamn さん

    ありとあらゆるタイプのバイアスに焦点をあてている。単に差別する側を攻めるのではなく、その背景を考慮した上で有効なアプローチを模索している。まさに今これを読んでいる自分にもその可能性があり、すでにそうした言動を重ねている可能性すらある。各種アプローチによって(試行錯誤しながら)良い方向に結果が出ているという報告に希望が見える。これを継続していくことがなにより大切で、それができる未来を願うだけではなく、何らかの形で参加していくことを考える必要がある。

  • ねこ さん

    米国の人種や男女の差別というかバイアスにより、同じことをしていても結果が大きく変わるということがずっと記載されていた。米国は割と実力社会だと思っていたが、かなりバイアスによる有利不利があることが分かった。バイアスを克服するのにマインドフルネスが有効という内容は新鮮だった。バイアスをなくすテクニックとして、チェックリストに従う、多様性を持たせる等仕組みでできることが分かった。ステレオタイプ行動ではなくきちんと思考して行動することが大事。

  • もてぃ さん

    脳がどのようにバイアスを生み出すか、また歴史的にバイアスがどのように作られてきたか、そしてバイアスをシステムや改革によって克服するためにはどうすればよいか。一つ一つの要素はどこかで見聞きしたようなものもあるが、研究や実際の事例が豊富に紹介されていて読み応えがある。特に2部の警察組織と地域住民の交流の話は希望を感じられる内容。一方、マイノリティや他集団へのバイアスを克服する方法として実生活での交流が重視されていて、SNSでの攻撃が蔓延する現代社会の問題に対してはあまり効果的な克服方法はなかったようにも思う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ジェシカ・ノーデル

サイエンスライター、科学・文化ジャーナリスト。バイアスと差別の問題に長年取り組み、ニューヨーク・タイムズ、アトランティック、ニュー・リパブリックほか多数の有名メディアに記事を寄稿。初の著書である本書で、王立協会科学図書賞をはじめ数々の賞にノミネートされた。本書は世界経済フォーラムで年間ベストブックに

プロフィール詳細へ

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品